子どもを一人の人間として接するとは?高校生の場合②

高校生ともなるとかなり見た目も近づき、18歳の成人にも近いので社会的にもそれなりに責任が出てきます。

高校生はまだ学生という立場ですが、附属高校に通っている生徒(世の中の大半の高校生も同様です)は自分の進路について考えないといけません。一部の私立大学附属高校は、エスカレーターで大学に行くことが出来ますが。

附属中学校高校の生徒は、小学6年生の時に受検をして入学しているのですが、大学受験ともなると日本中、中には海外の大学に行く生徒もいたりします。

よくも悪くも、附属高校の先生は、自分の進路は自分でとのスタンスが強いので(幅広すぎて対応出来ない)、本気で自分で進学先を選ばなければなりません。
これがこの学校の一番大変なところだと思います。

超最難関私立みたいに、ほとんどが東大を目指していることもなく、中堅高校みたいに地元のトップ私立大を目指す訳でもなく、本当に色々な大学から自分の行きたい大学を選ばなければならないのです。
実際の進学先は、1/3が国立大の旧帝大クラス。1/3が地方国立大と難関私立大、残りの1/3は中堅私立大、海外の大学、浪人です。

この時に、六年間の過ごし方が如実に現れる様な気がします。

附属中学校高校は、生徒をリスペクトしてくれますが、私立の進学校みたいにカリキュラムを組んで東大、京大合格を目指す指導はしないのです。

小学6年生の受検時では、同じ偏差値65を越える子ども達が、六年間の過ごし方で大学の進学先がこんなに変わってくるのです。

東大、京大に進学することだけが全てではありませんが、六年間をいかに有意義に過ごすかによって、この先の人生が変わるかということをもっと自覚しなければなりませんね。

この附属中学校高校はチャンスは山のようにありますが、それを掴むのも見過ごすのも自分次第。

文部科学賞を取る子ども、高校生で大学の研究室と共同研究する子ども、企業の助成を受けて商品開発する子ども、またはバイオリニストとして演奏活動したり、プロのサッカー選手になったり。
先輩方には沢山の素晴らしい道を歩んでらっしゃる方もいます。

ぜひ、六年間を大切に頑張ってほしいですね。

少年老いやすく、学成り難しです。

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