Ninechocorates物語第二話~ミラクルカラフルグロウリィ~
さて引き続きNinechocoratesの物語を書いていきたいと思いますよ。
あくまでファンアートですから、肩の力ぬいて楽しんでいただければと思います。
前回のあらすじ
なんとか軌道にのったエリカスパルサ。
アイドルデビューの決まったことりんは生誕祭を成功させ、大きく成長したのだった。さてNinechocoratesナインチョコレーツ本格始動!?
二話はそうだなぁ‥初リリースCDの表題曲にもなっているNinechocorates物語第2話~ミラクルカラフルグロウリィ~ってタイトルにしましょう。
2-①
前回のことりん生誕祭の時点で(たしか五月)Ninechocoratesのメンバーはもう公表されていた。
かるーく紹介していきたいと思う。名前のところはツイッターにリンクが飛ぶようになってます。気になる子がいたら要チェケラ(何十年前の言葉だよ)
1番担当澤口あおい:他グループを卒業してNinechocoratesで再始動。その強烈なキャラクターと可愛さはセンターにふさわしい。
2番担当愛須ぴぴ:他グループを卒業してNinechocoratesで再始動。かわいい、歌がうまい、ダンスはもっと上手い。パフォーマンス的にもメンタル的にもチームを引っ張てる印象。
3番担当天崎ことり:我らがことりん、お芝居やモデルの活動もしている。老若男女に好かれるタイプで女性のファンも多い
4番担当冬乃すずな:配信者から長らくアイドルを目指し晴れてデビュー。デビューして別人のように美人になった。女さんすごい
5番担当白雪愛依姫:ザ姫!スタイル抜群でおもわず拝みたくなる姫オーラを纏っている。静岡ローカルアイドル茶果菜から転生
6番担当花橙みゆう:歌が上手い、ダンスも上手い、パフォーマンスでチームを引っ張っている。彼女も茶果菜から転生。ダンスも歌もぴぴちゃんとはいい意味で対照的
7番担当がう:サブカル娘まだ若い!ステージを観るたびにメキメキ成長しているのを感じる人間的にもパフォーマンス的にも!
8番担当逢川あお:彼女も茶果菜から転生、しっかりもののお姉さん感。清楚オブ清楚。ナインのブレーキ役のようにも見える。
9番担当蓮井ソラ:メイドさんからアイドルへ!サブカル娘(甘口)独特の世界観を持つドラえもんフリーク。知れば知るほど多面性のでるキャラクター。もっと知りたい彼女のこと!
が、今のメンバー。
僕の推しはことりんと蓮井ソラさんことソラチ。
かみそめたけどどう pic.twitter.com/Qmob8k4Cyt
— 蓮井ソラ⋆͛♡⋆͛Nine chocolates (@Nine_sora_9) March 15, 2023
僕はこの二人を主人公にNinechocoratestというストーリーに感情移入している。それぞれ違った物語になっていて、それも面白い。
実は4番担当は最初違うメンバーがいた。
続けられる体力に自信がない、という理由でお披露目前に降りている。
彼女の決断はとてもとっても勇気のいるものだったろうし、よく頑張った、と僕は思う。
Ninechocoratesはメイドアイドル、現役でメイド喫茶エリカスパルサで働くアイドルというコンセプトだ。
あいら姫とみゆうちゃんのエリカスパルサでの初ご給仕(出勤じゃないよ!ご給仕)の日、
開店前に待機していた茶果菜ファンの人と話す機会があった。
彼女たちの「復活」といったらいいか、「活動継続」といったらいいか、とにかく活動を再始動させる彼女たちの選択にとても喜んでいた。
しかもメイド喫茶でよりアイドルちゃん時代よりも身近にふれあえるんだもんねぇ‥!!
2-②
メンバー紹介はこのへんにしておこう、お披露目に先駆けて1stソング「自撮りモンスター」という曲のMVがYouTubeで公開された。
夏休みの、部活も合宿も終わった時期の今時の高校生の恋の歌というか、
夏の中にほんのりと秋を感じさせる曲で、お披露目ライブが8月3日なのでその時期を意識したものだろう。
そして重大発表!
静岡市民文化会館中ホールにて11月に
Ninechocorates単独公演「やれんの!?シズブン」開催決定!
説明しよう!静岡市民文化会館とは、旧駿府城のお堀にある市民文化会館ホールである。
早い話ホールコンサートですね。中ホールのキャパは1000人、コロナ対策して500人といったとこだろうか。
デビュー三か月の彼女たちには集客含めなかなか過酷な試練なのではないだろうか。
そんなこんなで、エリカスパルサでソラチやことりんやほかのメイドさんととキャキャウフフしつつお披露目ライブの8月3日を迎えた。まぁだ仕事は休むんだぁ‥!
なんでも8月3日のお披露目はエリカスパルサ出張お給仕ということでライブハウスで前半を飲食含めたお給仕、後半をミニライブという形にするそうな。
ライブハウスで!オムライスを!!!お絵描き‥ケチャップで‥!?ケチャップ‥じゃなくてライブハウスでメイド喫茶をン‥!?
どんな形になるか想像できなかった。
2-③
ライブハウスロキシーに入るとビックリした。レストランみたくなってる!
ライブハウスにありがちな柱にはメンバーのポスターが張られとても華やか
沢山の卓にはチェック柄のテーブルクロスがしいてあってオシャンティー。
そして何よりおかえりなさいませご主人様!と出迎えてくれたアイドルメイド様たちの麗しいこと麗しいこと!
大きな机に6つの椅子を置いぼっちは強制相席のメイド喫茶ライブハウスロキシー出張所!
アイドルファンは基本的に単独行動が多い気がする。まぁファン同士友達になって行動するパターンもあるけどね。
そして、勿論、男率95パーセントなわけで、
そこで爆誕する!6人の!はじめましての!おじさん席!!
まぁ、アイドルライブが好き、っていう共通点があるからそこまで微妙な空気にはならなかったし
そこからツイッターでつながって現場で話ができる年上の友人が僕にもできた。
ところで
好きなことに夢中になっている男さんって水木しげるの書いたおっさんおにいさんみたいな感じで喋るよね。
高級時計でも、釣りでも、山遊びにしても‥もちろんアイドルヲタ活動にしても
そんなわけで以下水木しげる先生の作画のおじさん同士の会話を思い浮かべ読んでネ。
晩年の水木先生兄弟の様子
— 富士さんたろう@気分変調症 (@upnsy1984) March 15, 2023
ナインの日はこんなかんじでした pic.twitter.com/AP1wW10GKp
↑こんなに爺さんじゃないけどね()↑
「‥おたくも結構ライブくるんですか?」
「えぇっと東京いたとき何度か行ってるだけで静岡のライブは初めてですネ。」
「東京、どんな感じで?」
「対バンの数が多くて、ほんと毎日のようにどこかしらでライブやってますよ。平日も、週末も」
「ほんとに毎日のようにライブやってるアイドルさんもいますよね東京は」
静岡はどんなんですか?ゴニョゴニョ、アイドルヲタの情報交換は止まらない。
「特典会はちょっとまだ抵抗が自分まだありましてネ‥」
「「「「それはもったいないヨ!」」」」」
みたいな話をしたらアオちゃんがファーストドリンクのオーダーをとりにきた。
すぐに燃え尽きる恋よりずっと愛しい君でいて pic.twitter.com/C3djbWaVzo
— 逢川あお⋆͛♡⋆͛Nine chocolates (@Nine_ao_8) March 10, 2023
皆、茶果菜のファンだったようでアガっていた。
アオちゃんはもっとアガっていた。いやテンパっているのを感じた。
詰めきれていないオペレーション‥!!
「フリーライブっていってショッピングモールで無銭ライブをM社はやってるんですよ‥」
「ロザリオクロスとノーフィルターって先輩グループがあって‥」
初対面なのに僕らの卓は盛り上がっていた。
ナインチョコレーツの皆さん、テコテコ走り回っている。
ちょこちょこ挨拶にきてくれて「皆様おかえりなさいませ、あ、さんたろうさんども、」とエリカスパルサ常連の僕に声をかけてくれる。
「おお!すごい!オタクさんアイドルちゃんに認知されてるんだネ!」
「‥ちょっと自慢をさせてください‥」とプロマイド帳を見せる。
「おお‥これは‥いいですなぁ!実際メイド喫茶はどんな感じなのかい?」
「うーん‥自分なりの楽しみ方をみつけないと期待したものと違うかもしれませんナァ。」
僕らがオッサンどうしで盛り上がっているなかライブハウスでメイド喫茶を、という初の試みは混乱していた。
ファーストドリンクが来たのは結構な時間がたっていた頃だった。
混乱している中でもナインちゃんたちは頑張っていたとおもうよ‥。
ことりんに「今の心境は?」と訊くと「かなり緊張している‥!」と包み隠さず教えてくれた。呼吸が浅い、ちょっとやばそう‥。
僕の頼んだオムライスが来た。アオちゃんがサインをケチャップで書いてくれた。
おおー!と鼻息を荒げるおじさんたち(水木しげる先生作画)
セリフ派ともかく水木先生の鼻息すこ pic.twitter.com/pnMpcK4pYS
— 富士さんたろう@気分変調症 (@upnsy1984) March 15, 2023
↑いい感じの鼻息がみつかりませんでした。セリフについて深く考えるのはやめてください。↑
「おお!写メとっていいっすか?」と僕、アオちゃん笑顔で「ドゾー」って
「みなさんも撮ってくださいよ!」「「「「 やった!」」」」と鼻息荒くスマホでパシャパシャやるおれたちおじさん(水木しげる画)
その様子を見てアオちゃん、「かわいい」と素敵な笑顔で答えてくれた。
2-④
果たして「自撮りモンスター」しか持ち曲のないナインチョコレーツは何をやるのだろうか?という疑問からスタートしたミニライブ。
一曲目はNinechocorate始動の動画にも使われた「前髪の決意」のアレンジだった。
アコースティックギターとクラップに乗せて一人づつぴょこぴょこ登場するナインちゃんたち、
ここでコトリーンとかソラチャーンとか合いの手いれたら楽しいだろうなァと思いながら声出し厳禁のライブだったのでじっと我慢。が、コロナが終焉するまで待たなきゃいけないのか‥とも思ったり(伏線)
♪観覧車に乗って次に見える景色を知りたい知りたい
♪ありがとう、いつも、そこにいてくれて
ナインチョコレーツのみんなは可愛かったし精一杯パフォーマンスをしていたけど
産みの苦しみという言葉が思いうかんだライブだった。
これは完全に僕の妄想だけども、
ナインチョコレーツはアイドルとして活動したバックボーンを持つメンバーと全くもたないメンバーがいる。
センセイからフリを付けてもらってそれで稽古は充分のメンバーがいるかもしれない、
フリを落とし込むのに3日かかるメンバーもいるかもしれない。
‥その状態で何がおきるか、と考えると‥
まぁこっからのスタートだな、と思いました。
どこでもお披露目はこんな感じからのスタートなのかもしれない。
終演後、卓の会話
「オタクさん、2部(夜の部)もいきますか?」
「あぁ、そういうものなんですネ。チケットとってないし微妙に遠方なので帰ります。」
「‥そっかァ‥」
正直な感想、演者にはパフォーマンスに集中できる環境をつくってほしいな、と思った。
これで終わりだと、俺が気持ち悪いのでもうちょっとこの記事は書くぞ!
この話のタイトルはミラクルカラフルグロウリィ、むりくりに日本語に翻訳するならば「色とりどりの奇跡の栄光」ってとこか!光だよ光!
2-⑤
さっきの会話にも出てきたけどNinechocoratesを運営する事務所M社は定期的に無銭のフリーライブをやっている。
ショッピングモールのちょっとした広場でライブをして、プロマイドやCDなどの物販で稼いでるみたいな。
そして特典会、アイドルちゃんとツーショットの写真が撮れてオハナシができ(30秒くらいが標準)ちまうんだぜ!
M社のレギュレーション(決まり事)では物販3000円買うと特典券が2枚貰える、というルールになっている。
(あ、これはナインチョコレーツだけかも)
どうもこの特典会、抵抗というか、踏み込む勇気がないというか、正直未だに抵抗は多少ある。
9月だったか、清水にあるショッピングモールのマークイズでNinechocoratesがフリーライブ(無料)をするということで行くことにした。
‥天気予報の降水確率90%‥露天ライブだろうけど屋根くらいはあるのだろうか‥
開演30分前に到着すると曇天の空に風がビュウビュウ吹いていて今にも嵐がおこりそうな空模様だった。
‥もしかして中止もありえるかもしれない‥
広場にいくと前物販にファンが列を作っていた。
風が舞う物販の商品、平台すらないステージ、もちろん屋根はない
無料のフリーライブということで金を落とさなきゃ、と3000円分プロマイドを買った。二枚得点券を貰った。
多分これがM社の罠!搦め手!寝技!こっから僕はヲタクの沼にのめり込んでいく‥まぁ後悔はないけど
2-⑥
幕も照明もないステージ、ナインチョコレーツのみんながソデで円陣くんで気合をいれている声と姿が見えた。
僕の期待が高まるのを感じた。
たしか演目は「自撮りモンスター」と先輩グループノーフィルターのカバー「先輩どこいくんですか」。
「先輩」は一部のメンバーだけでここで出なかったメンバーは、夕方の部でこれまたM社の先輩グループ、ロザリオクロスの「大どんでん返し」をカバーするようだった。
パフォーマンスは、お披露目の時より格段に、別格に迫力と成長があった。
「滅多に起こり得ない幸せ」を僕は「奇跡」と呼ぶ。
多分人類の歴史で人間が成長するのは当たり前のことなんだろうけども、
そんな9人それぞれが「大きく成長する。」のは「奇跡」と呼ぶのに値するのではないだろうか?
降水確率90%の曇天の空からまるで光が差しているかのようにたしかに彼女たちは輝いていた。
だからそう、つまり目の前で起きている彼女たちの輝きを英語にするならば
ミラクルカラフルグロウリィだよ!(語彙の放棄)
この短期間で跳ねるように急激な成長をしたのは彼女たちに「若さ」とを感じた。
いやいや、若さは関係ない、俺だって成長できる!がんばれる!と鬱で仕事を休んでいた自分を勇気づけられた。
この「成長」を続ける女の子たちを見届けたいと思った。
これが僕のオタクとしての原体験。
これを読んでるアナタにもあるでしょう?彼女たちのパフォーマンスに衝撃を受けてオタクになった瞬間が
Ninechocoratesと距離をとるときがくるかもしれない。
そんなときは、今はとにかく、彼女たちを好きになったその瞬間は、幸福で尊いものであったと、そう思ってほしいもんです。
2-⑦
人生初の特典会、相手はソラチだった。
初めての特典会はそらちだったかことりんだったか
— 富士さんたろう@気分変調症 (@upnsy1984) March 14, 2023
このときのナインのパフォーマンスがすごかったのをおぼえている pic.twitter.com/EUzENXXDvD
少し疲れていたようだった。
「前回みたのはお披露目だったから比べるのも酷かなと思うけど比較した感想言っていい?」
「!!聞きたいです!」と前のめりのソラチ
「別グループと思うくらい成長していた!キラキラしていたよ!」
「ほんとにー!やったー!」と素直にに喜んでくれた。
特典券二枚こんどはことりん
「並んでくれてありがとう!初めての特典会だね!」
「どうだった?とっても楽しそうだったけど」
「お客さんがロキシーよりちかくて、
緊張よりも「楽しい」が勝った!!!!」
‥うん、楽しかったか‥!
「「先輩‥」はワタシでなかったけど二部の「大どんでん返し」は私でるから見てほしい!」
「だよねー!だよねー!みたいみたい!」
といいつつ病み上がりの俺ちゃん、二部まで二時間ある待機時間に耐えられず帰ることにした。
天崎様の「二部も来てや!」の圧が今後も毎回行われることになるとはその時想像できただろうか。
楽しいプレイです(ニチャア
天崎様ありがとうございます。
楽しいってさ、人間が持ちうる最強のエネルギーだと思うんだ。
2部も天候なんとかもった模様、だけどそのあとの嵐で清水が大変なことになるんですが本当にそれは別の話。
この日が、
僕のナインチョコレーツオタクとして幕が上がった日。
出来る限り応援していこう!と決意した日。
成長を続けるナインみたく、俺も前見てしっかり人生の舵をとろう!と思った日。
いろんな人のNinechocoratesのファンになったキッカケを聞きたいな、と思います。
リアルでもリプでもDMでもいい、教えてくれたらうれしいな!と思ってます!
さてNinechocoratesの皆様はここから「やれんの!?シズブン!」に向かって動きだしていく。
前半戦終了
とっても長い記事を読んでいただきありがとうございました。
あと二話つづく。
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