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全ての親愛なる女性戦士へ

武士でもいいけど。

現在、月経初日目でこれを書いている。

皆さんは、月経のことをどうぼかして表現するだろうか。月経、という言葉は医学的な感じがするから、基本は生理だ。でもさらにぼかすなら?

私は家族から、「お客さん」という表現を教わった。お客さんが来た、と言えば、生理が始まったことを指す。この表現が一般的かは、うーんわからない。
一般的に良く聞くのは、「女の子の日」「お姫様の日」。お姫様の日なんかは、可愛らしさとキラキラした特別感が出てなかなかいい。

個人的に、男性の生理(周期的な不調と定義)がないかを過去にTwitterでアンケートを取ったことがある。SNSを利用したデータ収集は基本的にはNGとされる傾向があるが、多少のデータにはなる。このアンケートでは半数以上が男性にも生理があることを示していたので、女の子の日というのは微妙だなと最近は感じる。

話を戻そう(時を戻そう、的な感じで)。
今朝生理が始まってから、私がふと感じたことがある。女の子の日もお姫様の日も可愛いけど、私達はまるで戦士みたいじゃない?

私は中学1年生に初経が訪れ、それ以来かなり重い症状があった。貧血などは感じなかったけど、動けないほどの腹痛と軽い胸焼け、食欲の著しい低下など。一時期は婦人科に通い詰め、色々な検査と処方薬を試したり。ほとんど効かず、ピルを勧められたこともあった。ピルを使うことに否定的ではないが、薬を欠かさず飲む生活を私は避けたかったこともありピルは使用しなかった。結局市販薬が一番効いたのは面白い話だなと思っている。イブ最強。

そんな私だがイブのおかげでなんとか普通に生活が出来るようになり、高校辺りで精神が安定しはじめたこともあり生理は軽い方だと思えるようになった。それでも、何回かに一度、重めの時ってえのは来るのである。

今だよ!!!!!!

普段の痛みは薬は控えとこ、くらいだったけど今日は無理そう。授業と授業の間に保健室飛び込んで薬貰った(今日イブ忘れた)。ロキソニンだったけどまあ効いた。良かった。
でもそれなりに痛いのは事実だし、明日は二日目だけど朝からテストにバイトに部活にってあるのに。うわあ・・・死んど・・・(正常変換)ってなる。

そんなとき、思うのだ。
痛くてもしんどくても今日を乗り越え、明日を乗り越え。そんな私達は可愛いお姫様じゃなくて、たくましく生きる戦士なんじゃないかって。

さながらジャンヌダルク。怪我して血が滴って痛くても「いや、慣れてるんで(物寂しげな微笑)」みたいな。これは私がこの前観た韓流ドラマの男性の剣士のセリフ。
いつかこの戦いが終わると信じて、痛みを抱えながら駆け抜けるたくましくて格好いい、そんな戦士を、私は自分に投影したのだ。
姫の日と言えるなら、戦士の日と言ったっていいでしょう?

私は、きっと月経が軽い方だ。
でも重い日々も確かにあったし、その辛さを知っている。
第一、軽いだの重いだのでマウントをとるべきでも、誰かを馬鹿にするのもナンセンスだ。

私達はまるで、皆戦士だ。
今もどこかで戦う女戦士の皆と共に、私もあと数日頑張らないといけない。


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