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どうなる新社会人

大学3回生の時は、こんなこと考えておりましたが。
大学3回生の将来を考える年末|藤味 夏 (note.com)

始まった頃は、どうなる大学生、と思っていた大学生活ももう本格的に終わりが近づいている(卒業したので大学生活もクソもないのだが、今日スマホカバーから外した学生証には今月までは学生を証明されている。なんだかんだこれを机に飾った瞬間一番実感が襲ってきて苦しくなった)。長かった6年の小学生時代に近い4年間は、思っているよりずっと早く過ぎてしまった。

4月から、私は新社会人になる。
新卒はきびいか?と思っていた私(上記記事参照)だが、普通に新卒★新社会人ルートが目の前に伸びている。

フリーランス志望だった私が正社員になるのは、場合によっては夢を諦めてたように思われるかも知れないけれど、これは私にとって、とても嬉しい世界線だということは言っておきたい。

最近よく思うのは、私が創作活動を生業にしたかったのは、ほんとうにそれしか能が無いと思っていた、ということだ。勿論絵を描くのも文を書くのも好きだけど、本当の芸術家のように、それをしないと生きていけないそれしかしらない、とまでの情熱は持ち合わせていなかった。
だけど自分は社会で働けないから、でもお金は必要だし、自信がない自分が自信を得るには、誰かの生活に影響を与えられるクリエーターになるしかない、と思っていた。情熱<義務、または焦燥感による使命。
そのしんどさたるや。これを下ろせるのだから随分前向きな世界線だ。

色々な経験を経て、会社員も出来るかも?という希望と、クリエーターじゃなくても誰かの人生や生活には十二分に関われるし影響を与えられる、という思考が手に入ったのは、ほんとうに幸運だったと思う。

金曜日は、幼なじみ兼友人と2年以上振りに約束して朝活と称してコメダに集合し、ランチもして合計6時間も話していた(その割に対してコメダ意外と安くて大してお金落としてな、ゲフンゲフン)。彼女と最初に出会ったのは小学生1年生か、その少し前か。私の暗黒時代にいた、数少ない友人だ。以前会ったときも久々で、私は大学2回生だった。それからあった沢山の話を共有しながら、お互いの成長を実感した。

そしてこの土日を過ぎれば、私は完全に社会人となる。
月曜日の入社式の準備をしながら、実感は深まるばかりだ。

今日は、私より先に入社式を迎えもう1週間ほど働いている部活の同期が休みなのを良いことにダラダラとLINEを送りつけ相手をして貰いながら、そわそわを紛らわしていた。なんとかなるを何回言い合ったろう。笑

思い返せば、大学生活の4年間も別に楽ではなかった。全てが新しいの連続だったし、社会人の方が責任が重いと言ったって、私の中では同等に近い感覚で必死だった気がする。肩の力を抜くことが出来たのは、多分本当に最近になってからだ。

大学1年の頃は、コロナ禍でフルリモートから始まったとは言え、90分という長さの難しい授業が何コマもある日々に疲れて途中で意識を失ったり(寝落ち)していたし、途中からは学内バイトを始めて必死に学業との両立をしていた。週に3~4時間とかしか働いてなかったわりに、当時は結構ヒイヒイだった。
2年の秋からは部活に手を出したと思ったら部長に任命されて翌年の3年生から休み返上の事務作業に部内の問題に翻弄されていたし(しかもこの頃からめちゃくちゃ授業入れてた)、
4年になってからは就活とまあまあのコマ数を並行しながら大学でパイプオルガンの講習を受けたりなんかサークルに新しく入ったりと忙しくしていた。授業がほぼ無くなってからは、ほぼバイト漬けで1日6時間半とか働いてた(最初は2時間くらいで疲れてたのにね)。その後部活行ったりして、結構忙しかったようだ・・・

毎学期必死に乗り越えて、毎学期新しく大変なことは存在していて、常に更新されていくタスク量を引きずりながら日々生き抜いてきた。振り返れば、やれるかではなく、なんとかするんだよ精神でなんとかしてきたのは嘘じゃない。

社会人になるのは一種の憧れでもあって、入りたい会社だし、楽しみだとも思っている。だけどやっぱり、それでもどうしても、未知の世界でやっていけるのかって怖い。
体力的にも今より大変なのはわかりきっているし、もしなんとかなっていても、プライベートを守れるほどの体力が残っているのかも不安だ。本当は休日に出かけたり友達と遊んだりしたいけど、できんのか????

だけどそうやって暗い気持ちになるたび、初心を思い返せと渇を入れる。
私は今まで、不可能なんじゃないかって何度も思ったし、しんどい辛いきついって思ったことも一回や二回じゃない。それでも全て可能にしてきて、慣れてきた。今の自分は当たり前でなく、過去の自分が必死に作り上げてきたもの。昔の自分では考えられなかったもの。

いや、やっぱりこわい。
その気持ちを抱えたまま、大学生活の4年間のあらゆる場面のように、腹をくくって日々を過ごそうと思う。

いずれこの記事をみた未来の私が、安心して、と笑って読み進めてくれることを信じて。お願いだ。これは、祈りだ。

2024/03/30


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