DAY14 今のところ実現しそうにない理想の政治についての戯れ言
今日は、やらなきゃいけない仕事からの現実逃避とです。
戯れ言なので、あまり真面目にとらないで下さい。
コロナコロナで、日本中が大なり小なり、政治に意識を向けているという、日本にしては珍しい状況になっている。
本来は、これが普通の民主主義国家のあり方だろうと思うのだが、誰にでも襲い掛かる見えない敵が現れて初めて、政治を自分の命と生活に結び付けられるようになったのかもしれない。
今の日本はトップがああな感じなこともあり、私が政治の話をすると、だいたいリベラルと思われる。
まあ、リベラルと言えばリベラルなのだが、たまに誰もついてこれなくなるので、リベラルと自分で名乗る気にはなれないし、リベラルと自称する人たちに申し訳ないような気もするのだ。
最近、一番相手を戸惑わせたのは、地球連邦の話だった。
私はあまり国家体制というものに愛着がなく、理想は世界まるごと地球連邦として、EUのような体制をさらに拡大しおし進めて、国体を失くしてしうことだ。
そうすれば、例えば移民問題は解決だ。だって、みんな同じ地球人。移民って言葉は死語になるか、意味が変わるだろう。
何故そんな考えになったのかと聞かれても、わからない。
若い時分にSFを読みすぎたせいかもしれないし、私の頭が何でもシンプルで根本的なこと(この場合は、全人類=地球人)を好むからかもしれない。
この時の、戸惑った相手の質問が秀逸だった。
「その場合、相手はどこになるの?」
相手。
国には国境があり、国境とは、相手と自分の間に「この線から入って来ないで!」と引くものだ。だから国はなくて 地球全部が一つ、と言われて、混乱したらしい。
「え? 宇宙人かな。でもそうすると、宇宙連邦にしちゃえば解決か」
真顔でそう答えたので、相手はしばらく黙り込んでしまった。中二病と思われたかもしれない。
もう一つの理想は、地球連邦の話とは矛盾するところもあるのだが、独裁国家だ。
理由は物事の決定が速いから。決める人は一人だからね。
誤解されたくないのだが、独裁国家だからといって、恐怖政治や悪政が良いとはちっとも思っていない。「善き独裁」とでも言うか。
一個人としては、生命や生活を脅かされることなく、差別も不当な扱いも管理もされず、自分自身の人生を謳歌できれば幸せな訳で、それが保障されるのであれば、民主主義だろうが独裁だろうがなんでもよい。
だが、独裁の場合は一人の人間の頭脳と人格と価値観に依るところがすべてだ。
一人の人間が全てにおいて、マトモな判断を下せる訳ではないのに多様性を持ちにくいから、道を踏み外すと外れたままになって止まらない。
また、本人はマトモでも、回りが独裁者の顔色を伺って仕事をし出す。あるいは利用しようとする。
そしてそんな奴らに囲まれていれば、マトモだった人間も、堕落するのは時間の問題だ。
だから独裁=悪政になるのは、必然なのかもしれない。
ということで理想ではあるが、独裁でうまくいくことの方が多ければ、人間は民主主義だの議会政治だの生み出してないわけで、私にとっては「地球連邦」より「善き独裁」の方が、よっぽど夢物語だと思っている。
それに地球のすべてを従えることができる独裁者なんて、皇帝パルパティーン位しか思いつかない。
やっぱり悪政じゃないか!
こういう人間が、いまの日本で政府のコロナ対応に何を思うのか。
内向きの自己中心的な視野の狭さは「地球連邦」という理想から対局にあり、自己都合で物事を動かしておきながら、その結果を引き受ける責任感すらみえないところは「善き独裁」には程遠い。
仕方がないので今の私は、賛同する活動には署名し、時には意見を送ったり、民主主義に則った方法で異議を唱えている。選挙は、地方選挙も含めてほとんど投票に行っている。
一見すると、民主主義国家の市民として、きちんと義務を果たしているように見えるだろうが、目指しているのは所詮「地球連邦」「善き独裁」。
リベラルなのではなく、バカなのだ。
うーん、あと千年ぐらい経ったら実現してたりしないかなあ……
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