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関西へ旅してきました(3)

京都競馬場を辞して淀から丹波橋へ出て、近鉄丹波橋のホームに入りました。
ビスタカーや一般車など様々視ましたが(どうも既視感しか勝たん的な感じでして)一番目にとまったのはこれでした。

京都市交通局の20系。
烏丸線開業時から走っている10系の置き換えとして導入された車両です。
国際会館~近鉄奈良間の急行の運用に入っていてたまたまそれを見かけたのです。
とりあえず見られたのでそれはそれで良かったのです。

そして、これに乗り込みました。

京都発近鉄奈良行き観光特急あをによし。
昭和の特急車両をベースに内装を徹底的に改装したもので、乗車時には通常の特急料金に加えてあをによし向けの特別料金も加算されます。

C・D席
A・B席

乗車したのは1号車ツインシート。
2人掛けのシートで、席が窓に向いている方に座りました。
シートも特注品と言う事でホールドがしっかりしていて長い時間乗っていても疲れないなと感じました。
残念ながらあいにくの雨で窓は雨粒に覆われ、平城宮跡も霞んでいました。

せっかく乗ったものですから2号車のカウンターに行き記念乗車証をいただき、乗車記念でクリアファイルをお買い上げしました。
本当はマグカップも視野に入れていましたが、諸々鑑みて断念しました。
その2号車はサロンシートになっていて家族連れがワイワイやっているのをみてガルルガルルしていましたが。
で私と同じく近鉄丹波橋で乗ってきた関西テイストあふれる親子は次の大和西大寺で降り(そうしてまでも後続の急行に乗りたくなかったのか)、その向こうにはでっけえ大砲を構えた結構メタボリックな鉄道マニアがいましたけどね。

大和西大寺駅前の「歴史的な現場」を遠くに視て平城宮跡を視ながら終点の近鉄奈良へ。
その出発を見届けて一旦改札を出場して入場し直し今度はこちらに乗り込みました。

特急ひのとり大阪難波行き。
本来は名阪特急に入るのですが、土曜・休日ダイヤでは大阪難波~近鉄奈良間を午後1往復するのがあり、それの近鉄奈良発のに乗りました。

今回はレギュラーシートに乗りましたが、座り心地は関東のより全然良かったのです。
さらに車内も空いていて後ろの列に客がいませんでしたので思いっきり倒しました。
近鉄奈良を出発し生駒トンネルを過ぎて雨にかすむ大阪平野へ下っている様子を見つつ列車は瓢箪山から西へ進路を取り布施を通過してからはちょっと徐行気味になり、数分遅れで大阪難波に到着しました。
そして近鉄奈良始発でひのとりの後を走っていたこれに乗り込みました。

行先表示は折り返しの「近鉄」奈良行きになっています。

快速急行神戸三宮行き。
来たのは近鉄車でしかもクロスシート。
ちょっと外が見えづらい席に座れて目をこらして尼崎や石屋川の車庫、甲子園球場を視ていました。
甲子園球場ではタイガース戦は行われていて、9回に入ったくらいに甲子園駅に着きましたので帰りの客が大阪梅田方面のホームにそこそこいました。
そして甲子園と西宮、あと青木(おおぎ)でスタンバイしていた大阪梅田行き臨時列車の編成をみかけました。
これが噂のタイガース戦輸送かと。

阪神電車の神戸三宮駅から長い階段を上がってJR三ノ宮駅へ向かい、普通西明石行きに乗って新長田へ。
雨が降る中で大通りを南下し国道2号を過ぎてこちらに。

青森。
4年ぶりに訪れました。
こちらに来たからには・・・ということでこれをいただきました。

そばめし。
神戸・長田のご当地フードで、青森はその元祖と言われているお店です。
3代目の店主とおかみさんで切り盛りされています。
お好み焼きが作られている中でそばとごはんと具材を混ぜ合わせるように素早い手付きで作られていました。
刻まれた具材にソースが絡み合ったそばめしを熱々の鉄板の上でいただくそばめしは何回食べてもおいしいものです。
4年ぶりとはいえ舌が覚えていました。
あとレモンチューハイも頼みましたが、味がしっかりしていてこちらも良かったのです。
京都競馬場の時みたいに悪酔いもしませんでしたし。
少しバタバタしながら待ちましたが、待った甲斐はありました。

美味しくいただき会計を済ませてまた来ますとお声がけをして店を辞し、新長田・・・ではなくさらに南下して駒ヶ林へ。
いつの間にかできていた新長田合同庁舎の横を通って駒ヶ林駅の改札階に降り、一区間だけ海岸線に乗って新長田へ。
長い連絡通路を通って今度は西神・山手線のホームへ向かいこれに乗り込みました。

西神中央発谷上行きの神戸市交通局6000形。
既存の車両を置き換えるために導入が進められていて、いずれ全てをこれに置き換えるそうです。
乗った編成は今年川崎車両(川崎重工の鉄道車両製造子会社)で造られたものでした。
関東チックな席に座って、これまた聴いたことがあるモーター音を聴きながら三宮へ。
降車して出発の様子を見ていると閉まっているホームドアと車両のドアに女性がいるという事象が。
西神・山手線は車掌も乗務していますのですぐに気がつき車両側のドアを開扉して乗せて谷上へ向かっていきました。
・・・これは関東でも中々視ないなぁ、というよりここまで度胸を決めて駆け込むヒトもいないなぁと。

で、改札を出場して地上に出て雨の中スタバへ行き、あるものをお買い上げして「三ノ宮」駅へ。
新快速野洲行きに乗り込み、割と空いていた先頭の方の号車のクロスシートに座っていると、一番後ろの1号車のトイレが故障していますという車内放送がありまして。
で、夜の闇を切り裂くように東へ進み芦屋、尼崎と停車して大阪に到着し、長い列をなして席を狙っている客を横目に降車して後ろの編成をみると、何と225系100番台だったというオチが。
確かに1号車のトイレには手書きで故障中という紙が貼られていました。
・・・誰がやらかしたんだ?
列車は野洲行きでしたのでそのまま野洲の車庫に入庫して応急処置をしていたのかもしれませんが。
で構内のセブン-イレブンで買い物をすると、旧タイプのレジだったみたいで逆に驚きました。
新タイプ(決済方法を自分で選択できて現金の場合でも自分でカネを入れる方式)に慣れていましたので軽く戸惑いましたし、まだこの方式のレジがあったんだとも思いましたし。
で、桜橋口を出場し、乗り場探しで若干戸惑いながらもホテルの送迎バスに無事乗れてホテルへ。
梅田の大通りを豪快に飛ばしていくワゴンタイプのバスの中で、大阪の繁華街を走っている他のクルマの運転の様子なども見て、私自身が梅田界隈で運転することなど到底想像できないなと感じてしまうのでした。

そしてホテルに戻って正式にチェックインして、その日は終わりました。
そういえば私がホテルに着いたタイミングでその送迎バスに乗って繁華街に繰り出していく女性2人組を視てバイタリティーあるなぁとは思いましたけど。

※(4)へ続く

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