都会人に単線とドアボタンは理解できないか。

それが東京都内を走るJRでもあるんですが。
東京の最果ての方、更に言えば立川から奥のところでは。

ちなみに、単線「だけ」であれば、西武鉄道の多摩川線、多摩湖線などがあり、それらでは通常ワンマン(英訳では車掌レス)運転が行われています。
特に多摩川線は絵に描いたような単線で、白糸台にある車両基地は模型のモデルに出来るくらいこぢんまりとしています。
ただドアボタンは採用していません。
西武でドアボタンを採用しているのは池袋・西武秩父線の飯能~西武秩父間の各駅停車(2ドア4両編成)だけなのですが。

で、本題に戻ると、都内を走るJRでいうと3つの路線でドアボタンが採用されています。
青梅線、五日市線、そして八高線。
さらに青梅線の河辺以西と残り2路線は基本的に単線だったりします。
駅によっては上下同一ホームに着くことがあります。
私の家からの最寄り駅は生まれた頃からずっとそうなのですが、今年の5月にそうなった駅もあります。
そこは役所や金融機関、高校などが集積していて、単線化後しばらくは朝晩に応援を配置して混乱がないようにはしていたみたいです。
最近ですと酔っ払ったヴァカが下りに乗り込もうとして仲間に止められている絵面がたまにありますが。

単線は良いとして恐らく最も理解されないのはドアボタンでしょう。
電車は駅に着くと勝手にドアは開くモノと決めてかかって育ってきたヒト達ですから、いざ駅に着いてドアが開かないとビビるみたいです。
横でランプが光っていたとしても。
それはドアを自分で開ける習慣が無いからでしょう。
特に東京から中央線を下ってきてそのまま青梅線に入る列車でそういう光景に出くわします。
ニホンジンがそうなんですから、インバウンダーはもっとそうです。
そういう客達は開いているドアから乗ってきますし、降りていきます。
つまりドアを自分で開け閉めする習慣がないと言うことを暗に誇示しているのです。
さすがにCOVID-19が席巻していた頃はドアボタンの運用を中止していましたが、最近は全区間の全時間帯にて行われていますし。
たまに東京行きの上り直通列車で立川駅到着時に(本来は自動全開扉のところ)間違えてドアボタンをしてしまう車掌もいたらしいですが。

あとワンマン運転が拡大しています。
八高線が先に全区間実施となり、青梅線では今春のダイヤ改正から青梅~奥多摩間の定期列車にて行われるようになりました。
既存の車両のうち、あるメーカー製造の編成に限定してワンマン改造をしたようですし。
ちなみにワンマン運転に移行してから手数が増えたのか閉扉してから出発するまで5~10秒くらいかかるようになった気がしますが。
ちなみに首都圏のJRのワンマン運転は新型車両の導入と共に拡大していますし。
いずれはATOを使った自動運転も視野に入れてるんでしょうけど。

COVID-19のおかげなのか、JR東日本の事業改革が進んでいるようで、あちこちで削減の嵐みたいです。
分かり易いのはみどりの窓口でしょうか。
山手線内の駅でも昔みどりの窓口だったスペースが別の用途に転用されて広々とした空間になっていますし。
ただ私の場合マニアックなケースでも無ければみどりの窓口には行きませんし、最近は券売機で切符を買うことがほぼ無くなりました。
特急券などネットで買いますし。
逆にネットや券売機で買えない連中からすれば不便になった!と憤るのでしょうけど。
(あと4月に大量発生する通学定期券を購入するケース)
券売機に行くとすれば交通系ICカードをチャージさせる位でしょうか。
駅によってはモバイル系もチャージできる機械がありますし。

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