令和6年能登半島地震。

昨日(2024=令和6年1月1日)の16時10分頃、石川県能登地方を震源としたマグニチュード7.6、最大震度7の地震が発生しました。
まずは亡くなられた皆様に哀悼の意を、被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。

ここ数年、石川県能登地方では地震が頻発しており、特に昨年の5月5日にも最大震度6今日の地震が発生しています。
ただ昨年の10月以降この地域で震度3以上の地震は観測されておらず、収まったのかはたまた・・・とは思っていましたが、はたまたの方になってしまいました。
まず16時6分過ぎに緊急地震速報を伴う地震(マグニチュード5.7、最大震度5強)が発生し、NHK総合を付けた直後に再びの緊急地震速報のチャイムと共に映し出されていた珠洲市役所のカメラから土ぼこりと左右に折れんばかりに揺れていた電柱の光景と共に、左側の緊急地震速報の発表エリアがどんどん増えていく様子を半ば呆然と視ていました。

私が住んでいる家(東京の山奥)では揺れは感じませんでした。
一応市内の観測点では震度1を観測していたそうですが。

そして、テレビではNHKはテレビ・ラジオの全てのチャンネルがサイマルになって、女性アナウンサーが絶叫していました。
ネト(特にX)ではそれが祭りになっていたことでしょう。
さらに民放でもテレ東を含む全ての局が地震報道に切り替わりました。
テレ東も変わった時点で超重大インシデントとなりました。
しかしながらテレ東はその後早い段階で通常編成に戻したようです。
元々北陸地方に系列局がありませんのである程度伝えてから切り戻したのでしょうが。

おそらく各局とも人員を編成して今朝から空中から撮るでしょう。
ただ道路が各所で寸断されているところを視ると、地上からの送り込みは困難を極めるでしょう。

そして空港で言うと、のと里山空港が壊滅的な被害が出ているようで滑走路及び空港施設が使えない状況だそうです。
これが結構致命的な気がします。
ベースキャンプとなるべき、のと里山空港が使えないことで空中輸送も困難になるかも知れません。
あと小松、富山、新潟の各空港発着の便でも影響は出ているでしょうし、夕方その方面に向かっていた飛行機は出発地へ引き返すか行き先を変更したことでしょう。
道路も北陸道が広範囲で通行止めになっていますし、能登半島へ向けての高規格道路も通行止めになっているようです。
特に能登半島を縦断するのと里山海道で大規模な損壊が発生しているようですし、能登半島各所で道路が損壊していて、特に今回被害が大きいと思料される珠洲(すず)市まで行くのは相当困難を極めるでしょう。

そして鉄道は、北陸地区と新潟地区の新幹線を含めたほぼ全線で運転を見合わせて設備点検をしています。
ただ海沿いの区間を走るところもあり、そこは津波注意報が解除されない限りは点検すらできないでしょう。
夕方発生ですので走行中の列車も数多くあり、北陸新幹線でも駅間に停車して、長時間停車後徐行で先の駅に到着して運転を打ち切ったそうです。
おそらく何とか今日の午後には運転を再開させる方向で動いているようですが、それも難しいかも知れません。

この時期ですので帰省で戻っていた方々はともかく、観光客も相当身動きが取れない状況になっているようです。
おそらく金沢の兼六園やひがし茶屋町、富山の富岩運河環水公園あたりはパニック状態になっていただろうと思います。
特に地震の経験が皆無なインバウンダーどもが混乱していただろうなと思います。
おそらく今週いっぱいは北陸地区と新潟の公共交通機関に影響が出るでしょうから、帰ってくるのも大変だろうなとは思います。

当然ながらデマとホラ吹きがXを中心に出回っているようで、発信元をしょっ引いて公開処刑にでもできないものかとは思います。(法治国家がやることではないですが)
中にはこれをトリガーに関東にも・・・とほざくヴァカがいることでしょう。
(少なくとも私の親はそう思っていたようです)

今回の地震を私なりに振り返ってみると、16時6分の地震で少しエネルギーが開放された後それがトリガーとなって16時10分の地震で一気にエネルギーが広範囲で放出され、その後に残っているエネルギーが出ているとみています。
震源が陸地と海の際で、さらに浅かったことで水面も振動して津波が発生したのかとも思います。
ただ輪島港の検潮所のデータが1メートル20で止まっているのには驚きましたし、さらに昨日の23時7分の地震を誤って16時10分頃の地震と同様の情報が発表される事実上の誤報があったのにも驚きました。
現場も相当混乱していたのでしょうが。

とりあえず総合的にみると2011年の平成23年東北地方太平洋沖地震、東日本大震災に近い感覚はあります。
怖いのは2016年の熊本地震みたいにもう一回震度7クラスの揺れが来ることでしょうか。

最も心配なのは震度7を観測したのが原子力発電所のある志賀町だったということ。
一応志賀も新潟の柏崎刈羽、若狭湾の原発群には影響がないようですが、引き続き注視はしていかなければ成りません。
この中で元経済産業省の官僚(反体制系のコメンタリー)が志賀原発に直電したらしいですけどね(ヴァカか?)。

とりあえず引き続き地震には注視をしなければいけません。
そして正月明けに今回の地震に関するチャリティーの口座が開くことでしょうから、銀行各行は構えるでしょう。
特に2011年にやらかしたみずほ銀行は。

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