老いるのが殖え、国は滅びゆく。

あえて敬老の日にぶつけます。

今日は敬老の日という祝日だそうです。
なんでも年寄りを敬え!という日だとか。
この日は高齢者施設では一大行事がたいてい施行され、職員はたいてい夜勤明けを除いて全員出勤となります。

さて、日本の高齢化は「爆増」の勢いです。
何せ一番オイシイ時代を生きてきた「稀代のバブラー」こと団塊の世代どもが高齢者の区分に順次入っていきます。

一方で、少子化の加速化によって生産者人口が目減りしており、大学生などさながら「金の卵」化しています。
一流大学のは言うに及ばず誰が言ったか四流大学のまでのも。

というわけで、医療費と年金給付が爆増し続けることで、それ関係の社会保障費がより一層爆増していきます。(あえて断言)
国の予算もそっちも合わせて殖えていきます。
それを触られたくない年寄りどもが跋扈する左派は同じく増大している防衛費を槍玉に挙げて論点をずらしにかかってますけどね。

その一方で子育て世代(特に一人親系)へのケアは国レベルでは極めて薄く、無策と断言しても良いくらいのレベルです。
条件反射でバラマキをするしか能が無いくらいの無能ぶりを発揮していますし。
とはいえ、子育てがしやすい、もっと言えば働く口のある区市町村にその世代のヒトは自然に移っていき、そういうの世代に見捨てられた街は年寄りが爆増していくのです。
私が住んでいる街はどちらかというと後者にあたります。
高齢化率が直近10年で7~8%位上昇していて、今や30%にのっています。
傾向として北西軸で高齢化が進行していて、北部地域では50%を超えています。
おそらく限界集落も点在していることでしょう。
中央線快速電車の直通列車の終点となる駅前のバス停では平日の日中は年寄りだらけです。
しかも正規運賃を払わず、実質無料のシルバーパスで乗るような連中ばかりの。

年寄りは基本「上がり」ですので、今後社会に貢献することは今後ほぼありません。
むしろ足を引っ張るだけの存在になります。
これはカイシャというとても小さなムラでは既に起きている話です。

さらにいえば区市町村としては年寄りの多くは住民税非課税世帯ですので、税金は入ってこないのに、支払うカネは爆増していくのですから。
(ただ我が街には幸か不幸かそれを補える打ち出の小槌があるのですが)

本当は年寄りにばら撒くカネを子育て世代に持っていかないと行けないのですが、年寄りどもはそれを阻止すべく年寄りにすり寄ってくる政治「屋」に票を入れます。
政治屋もそれがわかっているので年寄りに手厚くする施策をこれまでも幾度となく繰り返してきました。
いわゆるシルバー民主主義ってやつです。

それがそろそろ行き詰まりつつあります。
さらに困ったことに生活保護受給者が殖えています。
これも高齢者を中心に。
なぜなら国民年金だけだとその要件に該当するのです。
生活保護も出先は税金ですから税負担が増える要素になってしまいます。

色々とありますが、それをするんだったら消費税を20%近くまで引き上げ、その代わりにベーシックインカムを導入して生活保護と国民年金を廃止すればいいと思っています。
で年金を納めれば今で言う厚生年金のようにして、厚生年金はさらにステータスが上がる形にして。
生活保護の廃止は区市町村の事務ではだいぶ負担軽減されます。
生活保護の所管部署って必ずトラブルが起きますので、専門職では無いヒトが行くと目の前が暗くなるそうですし。

一方で消費税廃止だ!とわめく「どちらかというと左向き」のヒトが少なからずいますが、そういう輩どもの理屈を聞くと、幻想、もしくは妄想、もっと言えばお花畑か?的な世界になっています。
言ってしまえば現実としてできっこねえじゃんかよこんなの、的な。
ま、左派って言うのは論理的では無く感情に訴えるのが常套句・・・というよりそれしかできない無策なヒト達ばかりですし。
(更に付加するのであれば揚げ足をとるのも)

どちらにせよ、このまま政府が無為無策を続け、年寄りどもを甘やかして行ったらこの国は沈没します。
あっという間に先進国から発展途上国にステータスが堕ち、シンガポールやマレーシア、さらにはインドにも抜かれます。
もうとっくに堕ちてて、抜かれているかもしれませんけどね。

これからは年寄りを甘やかすのでは無く、選別、トリアージする時代へ否応なしになると考えます。
子育て世代に社会的リソースを大量に入れて、年寄りどもに入れるリソースは(できればドメスティックに)減らし、言ってしまえばふるいにかけて、それで生活できないというのであれば、あきらめてくださいという。

もうそれぐらいな事を今すぐにでもやらないと取り返しがつかないのですが、目の前のことしか考えていない政治屋どもには豚の耳に念仏でしょうけどね。
バッジにすがりたいから年寄りを囲っておこうという概念まみれでしょうしね。

余談ですけど、行財政改革だ!と叫くヒトに申し上げたいのは、じゃ議員を国会、地方共に半分程度にすりゃよくね?、とは思っていますが、それは別の機会に。

そういえば、敬老の日って昔は9月15日固定だったけど、いつの間にか9月の第3月曜日固定になってしまいましたね。
おそらくミレニアムやZなどのマスゴミからチヤホヤ世代の連中なんかつゆ知らないでしょう。
生きていくのには関係ねえって言って(苦笑)。

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