ローカル線の代替えがLRTか・・・。
それ、違くね?と思うのは私だけでしょうか。
昨日(2024年1月25日)乗客の減少が続いているJR九州の指宿枕崎線について、これからのありようについての協議会が開かれました。
そこで、JR九州側が「一つの案」として提示したのが、LRT(Light Rail Transit)でした。
LRTは路面電車を少し大きくした中規模の輸送手段で、一番有名なのはJR富山港線から転じた旧富山ライトレール(現在は富山地方鉄道)でしょう。
JR九州側も県庁所在地とこちらとは一緒にできませんが・・・と付け加えていましたが。
ただよく考えるとLRTにするほどの輸送ボリュームが今の指宿枕崎線の当該区間(山川~枕崎)にあるの?ということ。
富山港線はJR時代は1時間に1本程度でしたが、LRT移行後15分間隔にしたら客が増えたとは聴きます。
車両のサイズも大きくないですからちょうど良かったのですし、高頻度にしたことで潜在的に居た需要の掘り起こしにも成功しています。
何より当時の富山市長がLRT化を強力に推し進めて行っていたのは否めません。
片や、指宿枕崎線の山川~枕崎間はどうでしょうか。
一日10本以下の設定ですから、輸送量は推して量るべしであり、究極のローカル線でしょう。
西大山駅(JR日本最南端)のような観光要素はあるのでしょうが、地方らしくクルマ社会ですから減少幅も大きいうえの少子高齢化と過疎化のダブルパンチで・・・があります。
何より客が乗ってないのにそれを維持できるほどJR九州には余裕がないと言うことでもあるのです。
なにせ海外のハゲタカがカネ欲しさにとりついているみたいな話も聴きますし。
そこで、一つの例としてLRTを出したんでしょうが、絵空事にも程があるわとは感じました。
そんなの当人達も分かってるんでしょうし。
本音として一番向いているのはBRTでしょう。
最近JR九州でも日田彦山線の一部区間で運転を始めました。
ただBRT転換=事実上の廃線みたいなイメージがあり、地元が拒否反応を起こすから、あえてマスゴミの前でLRTの話をしたんだろうなと思うのです。
であれば、まずは地元民も乗れよとは思うのです。
廃線反対をわめくプロ市民どもは鉄道に乗らず移動はクルマでしょ。
だって、体制に楯突くことが自らの美徳なんでしょ、ヒッピー、全共闘、ベ平連世代は。
(此奴らを視てるとイタさしか感じません。従って敬いません)
他人事みてえに廃線反対をわめくんだったらまず乗って文句を言えよとは思うんですよね。
あとは地元とJR九州が連携して、ななつ星を枕崎まで乗り入れさせたり、(インバウンダー向けを含む)旅行会社にセールスをかけてツアーに取り込んでもらったりすれば良いじゃんと思うのです。
ツアー専用の臨時列車をキハ40で走らせたら、それなりに刺さると思うんですけどね。
さらに西大山駅は映えスポットでしょうからインバウンダーからすれば羨望の的でしょうし。
そもそもインバウンダーって公共交通機関で移動しているのを観光行政の連中は分かってんの?とは思うのです。
富士北麓を視ればよく分かりますよ。
クルマでしか行けない道の駅にはインバウンダーはいませんが、最寄り駅から歩いて30分ほどの富士山が一望できるスタバではインバウンダーだらけで日本語がほとんど聞こえず、3両編成のJR新宿発の特急は富士山駅を出発しても立ち客が多数います。
富士山が見える田舎道ででっかいコロコロを転がせながら歩いている外国人の連中もみかけるんですから。
日本人というのは縮小均衡にさせていくのがとっても得意らしく、どうやって増やしていくかという思考回路がほぼないのです。
メシの種は転がってるのにそれを活かし切れてないというのか。
縦割り行政を批判する前に、増やせてすぐに実行できるアクションを起こせよとは思うのです。
ま、PDCAに凝り固まっているアフォどもなど、最初のかけ声だけはいっちょ前だけども「P」の段階でフェイルオーバーを起こして思考停止に概ね陥るんですよね。
あとはインバウンダーをどう捉えるかになるんでしょう。
インバウンダーを小バエくらいにしか思えなかったらそこで終わりですけどね。
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