ボク、イナカモン。

と言う日々を過ごしています。
東京の中のイナカライフを。

東京の山奥とされるエリア内で通勤が完結する暮らしをして早2年経とうとしています。
それまで5年間は東京の山奥から華の都大東京のど真ん中まで往復4時間かけて通っていたのが懐かしく思うものです。
何せ往復4時間から隣街までの往復40分に短縮しまいました。

おかげで、気持ちの切り替えができていません。
それまでは電車の中でスイッチを切り替えていたわけですが、たかだか10分くらいしか電車に乗らなくなったもので、全然切り替えができません。
未だに。
一番頭が働くのが行き帰りの通勤電車内でしたし、今でもそうですので。

で、イナカで完結するものですから、世俗からほぼほぼ遮蔽された形になり、世間のトレンドがわからなくなってしまいました。
何せ買い物もイナカの駐車場がだだっ広いスーパーやホームセンター、更には隣街のアウトレットモールと「倉庫」で下手すればほぼ済んでしまいますので、わざわざ都会まで行かなくとも・・・となってしまいますし。

一番大きいのは定期券の区間が大幅短縮になってしまったこと。
出かけるにしてもそれまでは吉祥寺や新宿はおろか、秋葉原、東京、有楽町まで制空権だったのが、「隣街のターミナル」(無論良い意味では無いし、恐らくピンとくる方も居るはず)まで短縮されてしまったこと。
やむなく自腹で一番近い鉄道の要衝まで延ばしましたもの。
したがって、乗り越し運賃が莫大に増えてしまいました。

一番大きかったのは、仕事の行き帰りで都心に行けなくなったこと。
そちらに出てくる場合はわざわざでてこないと行けなくなってしまいました。
ですので、新宿など月に1度行くか行かないか位になってしまいました。
ま、同居している家族からすればアレにまみれた都心なんかにそんなに行かないだけ安心してるでしょうけど。

というわけで、本当にイカナモン生活になってしまいつつあります。
あまり良くは思っていません。
何せ5年間都心を走り回っていたのが未だに忘れられませんので。
ということは、今の仕事に不満があることの裏返しでもあるわけです。
あんなイナカの職場なんか不満しか無いですけどね。

逆に言うと、多くの社員はそのイナカの職場まで毎日下ってくるわけです。
(多くは辟易してるとききます)
ただ、アレのあとは在宅勤務者が増えたらしく構内のヒトは減ったそうで、やむなく来なければならない連中が仕方なく来ているそうです。
中にはおクルマで優雅にご出勤なのも多く、日中の駐車場はほぼ埋まっており、酷い日は満車になります。

ただ、クルマ通勤も良い思い出がないのでしたくはないですけどね。
例え最寄り駅から15分以上歩こうが。
で、その最寄り駅から・・・とて、それまでは華の都の華やかな光景が、イナカのロードサイドの殺風景なのになってしまい、都落ちを否応なしに痛感してます。

家の部屋の窓からは緑に溢れた風景ですので、在宅勤務には持って来いでしょうね。
ただ、在宅勤務なんかしたくないですけど。

とはいえ、よく考えたら5年間も往復4時間の通勤をしてたわけですから、それもそれで凄いことしてたんだなとは思うのです。
たくさん本を読んでたら・・・とは今になると思いますけど。

というわけで、とても不機嫌なイナカライフをしています。
おかげでストレスしか溜まりません。
できるなら、都心、せめて近郊くらいまでは通いたいものです。
職場から近すぎても嫌ですし、これまで家から近い職場では総じてロクな思いをしてませんし。
何よりイナカライフだと世間とかけ離れかつ途絶される生活になってしまいますので。

ちなみに職場の上司(非電車通勤者)は最近電車に乗ったことがないと豪語してました。
・・・ある意味幸せですねぇ。(軽蔑の意味も込めまして)

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