汗水流してネタを探している記者がいる一方で。

涼しいカイシャでパソコンやらタブレットやらでネットサーフィンしたり、歩合制とされているネット記者からの投稿を視て、適当に内容を仕立て記事を「打ちこんで」(書くとは言わない)、ポータルニュースサイトにぶっ込んでいる記者連中がいるのです。
何だかなぁと思うことはあるのです。
カイシャに居るんですからおそらく肩書きの重たいヒト達なんでしょうけど。

ただその作業は現場からの情報を元に組み立てるのではなく、適当に情報を切り貼りした、まるで原材料が不明確なサイコロステーキを作るかのような感じにしか思えないのです。

要はそのサイトのビュー数でポータルの運営からインセンティブが出るそうなので、なるべくキャッチーな見出しで釣って、記事に誘導するんでしょ。
肝心の中身はどうでもいいことを列挙して、とりあえず記事の体らしくまとめておき、まるで高校生が記事を打ってみました的な感じで。
(大学生でもインターン生でもない)

これをネット専業とかならまだしも大手のスポーツ紙がやってるんですよね。

おまえら、新聞の記者として恥ずかしくねえのかよとは思うのです。
ただ「紙」が売れていない昨今、やはりネットの稼ぎも無視はできないようですし、ね。
しかもパソコンの前に張り付いてりゃ良いので、人件費も節約できるでしょうし、働き方改革にもうってつけでしょうし。

ただ、現場で汗水流して記事のネタを探している記者からすれば、そんなことより誰かのSNS起点の事象(内容として紙だったら記事にできるか?的な)が記事にされるというたまったもんじゃない状況に、思うところがあるかとは思いますけどね。
おそらく紙とその電子版とポータルニュースサイト向けの内容は分けているんでしょうけど。

ただネットニュース全般を視ていると、メディアの劣化を感じてしまうのです。
ま、あれを真面目になんか視てませんけど。

真面目に視てたらヴァカだなとしか思えないのですし。
よく視ると記事に誤字多いですもの(苦笑)。
コメントでも突っ込まれてるんですから。
あと意味不明な見出しも。

ただ、ネットニュースがないと世の中が動かないくらいになっていることに既存のメディアの没落ぶりが見て取れるのかなとは思いますけど。


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