イギリスの小学校▶インセットとは?

イギリスの小学校でよく聞く「Inset (day)」。インセットだから学校がお休みだわ、というフレーズは保護者の間ではよく聞かれます。

インセットとは教職員の研修日で、年に5日設けるよう教育省が制定しているもの。大体、新学期の初日、もしくは最後の日にインセットを設ける学校が一般的です。インセットの内容は、学校によってもかなり異なります。

新学期最初の9月のインセットは、学校の校風、指標、応急処置(First Aid)など、ざっくりとした研修内容。あとは新学期に向けて、教室のセットアップなどに費やす学校もあります。

2学期以降のインセットでは、国語、算数など教科に的を絞ることが多く、教科担当のリーダーが研修を取りまとめます。ここでは教育に関する様々な理論を元に、いかに授業に結びつけていき、子どもたちの理解につなげていくかを学びます。

教科以外では、EAL(English as a Second Language:英語が第二外国語)やSEND(特別支援が必要)などの研修もあり、先日は「自閉症」についての研修が行われました。

さらに、今のオフステッド(学校監査) が求めているものを深く分析し、現在の指導に照らし合わせて不足はないかなど研修内容も様々です。

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