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冬季休暇に入ったイギリスの小学校

9月から始まった新年度。イギリスの小学校もコロナ対策で、日々チャレンジの連続でした。
学年が廊下ですれ違わないようにだとか、教室ではみんなでは歌わないだとか、これまでとはまるで違う環境に、教員も児童たちも戸惑いましたが、新しい学校の形としてだいぶ馴染んできたように思います。校外学習やイベントもキャンセルになりましたが、その分、ロックダウン中に失われた時間を取り戻す「リカバリー・カリキュラム」に専念してきました。

児童たちの学習の穴を見つけ出し、繕っていく作業はなかなか時間がかかります。しかし確実に埋まっていっている実感があります。

現在、冬季休暇に入っているイギリスの小学校。1月4日あたりから2学期が開始しますが、現在のコロナの状況をみていると予測がつきません。

教育省からの指示で、本日の24日まで学校は児童及び保護者のコロナ陽性者を把握しておく必要があります。

学校閉鎖になる確率は低いかと思いますが、感染者数が爆発的に増加した場合は学校閉鎖になることも念頭にいれておかなければならないので、勤務校の指示で、教材等は自宅に持ち帰り「ライブ・ティーチング」を行う心構えをしています。

暗い話が続いてばかりのイギリスですが、冬季休暇に入る直前、児童たちから沢山のクリスマスカードを頂きました。イギリスのカード文化は私がイギリスを愛する理由の一つです。

明日はクリスマス。イギリスの子供たちは、今夜ベッドに向かう前に、サンタさんとトナカイのために、ミンスパイというお菓子とニンジンとミルクを準備して、明日のクリスマスに備えます。

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