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推しのソロで延命した話

NCT127 2ND TOUR ‘NEO CITY : JAPAN - THE LINK’に行ってきました!!!!
東京2公演、大阪2公演の計4公演に参加しました。

ずっと待ち望んでいた夢のような時間が一瞬で過ぎ去ってしまい、楽しい時間はなぜこんなにはやく感じるのだろうなんて思いました。あまりにあっという間すぎて、ちゃんと記憶をつかまえておかないとサラサラと流れていってしまいそうだったので、ここに書き留めます。


空白の時間


早く会いたかった。これに尽きます。

誰のせいでもなく、コロナによって生まれた空白の2年半。本当に会いたい気持ちで満ち満ちていたけれど、「会えなくて苦しい」という感情は私の中でなんとなく蓋をしていました。

日々コロナ罹患で苦しんでいる人がいて、ギリギリの状態で働いている医療従事者がいて、そんな時に「推しに会えなくて苦しい」なんて思っちゃいけない、思っても広く発信できない、そう思っていた時期もありました。

でも、やっぱりめちゃくちゃ苦しかった。

アイドルを応援することやアイドルと同じ時間・空間を共有することが長年生きがいだった私からすると、いつまで続くのか分からない空白が本当に怖くて。もうコロナ前の世界がどんなだったのか思い出せないなといつも考えていました。(今思えば、思い出さないようにしていたのかも。)

なにより、私達ファンだけでなくアイドル自身も悩んで苦しんで、でもそういったネガティブな感情は出来る限り抑えてファンを喜ばせようと明るく振舞っているのがすごく切なくてもどかしかったんですよね。

「自分たちがファンを悲しませている」というある種自責の念をアイドルが抱いていて、絶対にそうではないのに自分たちの方がよほど辛いだろうに、ファンに謝罪したり元気づけてくれたり…“あとどれくらい”が分からない中で「もう少し!」と言ってくれるアイドルに数えきれないほど救われ、そして報われて欲しいと思いました。

はやく彼らがステージの上でキラキラしているところが見たいな…その一心でした。

開演

ゲート付近で聞こえる阿鼻叫喚、ほのかに煙い会場内、トイレの行列、ペンライトチェック、どこか浮足立った雰囲気……ずっと待ち望んでいた「現場」がそこにはありました。その場にいるだけで高揚するその感覚をとても懐かしく感じました。

ステージが始まり、声が耳に届いた瞬間に号泣しました。顔がみえる。声がきこえる。そこにいる。

画面の向こうの存在が今目の前にいて、同じ空間を共有している現実がなんだか信じられず、一秒も見逃したくなくて急いで涙をぬぐいました。

何百回も何千回も聴いたはずの英雄は生でみると迫力が段違いだったし、バラの花びらが舞う中歌って踊るFavoriteは高貴で美しかったし、Love On The Floorは中毒性があってでかい会場だからこその良さがあって。どの曲もとにかく最高で、そして何より9人が本当に楽しそうにパフォーマンスをする姿が忘れられません。

Butterfly


いいですか?ここからポエムです。

中本悠太さんのソロ曲があると知った時、そんな高濃度な推しを浴びる時間があって良いのだろうか……果たして耐えられるだろうか……と思いました(重)

昨年の段階でソウル公演の映像を見ていたのでどんなパフォーマンスなのかは知っていたのですが、いざ日本のドームステージで悠太くんが蝶のように舞うのを見ると、一瞬で釘付けになりました。

会場全体が息をのんで見守るような、そんな空気感を肌で感じました。

初めてButterflyという曲名をきいた時、洗練された美しさの曲なのかな?と思ったり、蜜を吸うという意味で甘い意味を持っているのかな?と勝手にイメージしていたのですが、実際に見るとまっったく違いました………。
私がイメージしていたものが美しく飛ぶ蝶だとすると、さなぎが羽化して蝶になるその過程をあらわすような、苦しさともがきをはねのける力強いパフォーマンスでした。


少し話はそれますが、私は悠太くんの考え方や価値観が大好きです。本人ではないので彼が考えていることすべてを知っているわけではないのですが、彼のmy wayの精神にとても救われています。
(実際に座右の銘my wayと回答しています)(最高)

みなさん、「鈍感な人の方が生きやすい」という言葉を見聞きしたことはないでしょうか。周りの目を気にしない鈍感な人ほどmy wayが実践できそうだな、となんとなく想像がつきます。かたや私はHSPという繊細な気質で正直生きづらく、このタイプの人間はmy wayで生きていくことは出来ないと思い込んでいました。でも、悠太くんのインタビューやラジオでの言葉を聞いて考えが変わりました。

悠太くんは周りのことはあまり気にせず好きなように生きていると見られがちですが、実際はかなり内省的であり、自分の感情をコントロールすることができる成熟さを持っていると思っています。

移動中の車の中だったり、家にいるときだったり、思ったことを詞にしてとにかく書き溜めています。スマホにメモをしているんですが、浮かんだ気持ちを思いつくままに書いているので、内容はぐっちゃぐちゃ(笑)。読み返すと意味がわからないこともありますけど、自分を観察できるので、すごくおもしろいです。

Numero TOKYO 2022年4月号

感情を詞にして書き溜める悠太くん。自分の多面性を認め、ありのままを受け止める自己受容に長けているなと感じます。でも、きっとそれは最初から出来ていたわけではなくて、こうやって自分の中にある感情と向き合うことで長い時間をかけて受け入れていったのだろうなと思います。浮かんでくる様々な感情をおもしろいと思いながら記録する姿勢が印象的なインタビューでした。

ソロ曲の話に戻します。

悠太くんのmy wayの精神、そしてButterflyは美しい蝶へ成長する過程のような曲だと思うと、歌詞にある「消せはしないmy color」という言葉にグッときます。綺麗な蝶は色が綺麗だから綺麗だと思っていましたが、自分の色を失わないから綺麗なのかもしれない…なんて思ったりしました。

内面をさらけ出すのって、“こしょばい”部分もあるんですが、歌詞は自分が思ったことを素直に表現しました。やっぱり、普段思っていてもうまく口にできないことってあるじゃないですか。いつも笑っていたり、カッコいいっていうだけじゃないから。だけど、“あぁ、じゃあこれからはそんな気持ちを自分の曲にしちゃえばいいんだ”と気づけたので、今後も作っていきたいですね。

MEN'S NON-NO 2022年6月号

MCでマークにソロ曲の話を振られた時、悠太くん「今日も蝶が飛び立つのを見守ってください!」(超ニュアンス)みたいなことを言ってたと思うのですが、これまでの成長の過程にはいつもシズニがいたのだろうと容易に想像がつきました。

完璧でなくてもカッコ悪くてもありのままを見せようとしてくれる悠太くんのことをずっとずっと応援していたい。もっと彼の姿を見て、彼の曲を聴きたい。そう思わせてくれるソロステージでした。

閉演


開演から閉演まで本当に一瞬でした。
冒頭にも書いた通り楽しい時間が過ぎるのは早いもので、いつもように会社や学校に通う日々が戻ってきます。

でも、コンサートの前とまったく同じ日々ではありません。あの3時間半の熱狂があるかないかで、人生は大きく違います。次また推しに会える日まで延命するための薬のようなもの、それが「現場」だと思っています。

私は単純なので、また会う日まで推しに恥じないように生きようとかたく誓いました。単純なので。

そうこうするうちに、もうすぐ127のペンミですね。
無事に開催されることとメンバー全員の健康を祈りつつ、私も元気に生きていこうと思います。


やっぱり推しは人生の指針ですね!!!!


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