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あくまで偶然で、ベルの死にそんな意味などないのに


先日、母は90歳になりました。

遠方に住んでおり、耳も目も悪く
直接本人と連絡は取れません。

自宅での生活を強く希望していて、
小規模多機能型居宅介護を利用しています。

その施設からの連絡があり、
腰痛で自宅ベッドから動けない。
本人が病院での診察を希望しているが
かまわないかと……
ダメって言う?
恐らく、言い方の問題なんだろうけれど

当然、お願いしますとなります。

しかし、診察の結果入院となると
家族が出向かなければなりません。
父も姉も亡くなっていて
私しか居ません。

経験から
病院からは速やかに来るように言われます。
印鑑も必要です。

そんな急かさなくても
ちゃんとお支払いするのに
入院の保証人。早く来い。

母の所へ出向くとなると
客用の寝具もないから
キャンプ用のマットや寝袋持参です。

エアコンは頑なに拒否するので冬寒く夏暑い。
体を壊しに行くようなもの。

私は体調から運転しません。
当然、主人に車を出してもらわないと身動き取れない始末。

以前ならば
更にベルの手当が必要でした。

母の集合住宅はペット不可。
敷地内にも連れて行けない。
ベルは室内でトイレが出来ないから
年を取ってからは夜中にトイレの散歩も必要。

誰かに休んでもらってベルの面倒をみてもらうか
連れて行って車中泊でもするか。

夜中のトイレ担当は私か主人だけ。
主に主人。

今、ベルは居ません。

ベルの手当は必要ないのです。

これはベルの配慮か。
そんなこと無いはずなのに
彼女ならばそんな配慮をしてもおかしくない。
そんな風に感じてしまいます。


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