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絶対の価値


絶えず殴られている気分だった。


昨日は低気圧の影響が凄かった。
薬を飲んでも首の後ろを温めても頭痛は治らないし、「頭痛いわ〜!」と声に出してあえて自覚させることでしか自分を労ってあげる方法がない。まだまだ子供だった頃は、「大丈夫?」という言葉が返って来ないと、こいつはなんて冷たいんだと思っていたりしたけど、言葉で気持ちを推し量ろうとするなんてナンセンスな生き方してたなあと思う。いつかの私へ。


大丈夫 といえば、
実は昨年、本当に素晴らしい出会いがあった。

ビジネスを越えて、人として心を委ねられる人との出会い。


彼女はずっと歌で苦しんでいた私を、
「あんたは絶対大丈夫だよ。ちゃんとやれるってわかってるから」
と、たったその一言で救ってくれた人。

勿論。その一言の裏には、一緒に過ごした時間がしっかり染み込んでいるわけだから、この言葉が響かないわけないのだけれど。彼女があまりにも当たり前に、しかも挨拶するような声色で言うものだから、自分ですっかり宝箱にしまった根拠のない自信とか歌への喜びとか、そういうものが一気に蘇って、年甲斐もなくぼろぼろ泣いたわけです。

恥ずかしいので名前は出しませんが、彼女は私の恩人です。



頭に戻りますが、言葉で気持ちを推し量るのがナンセンスって、ちょっと寂しいな。

だって思い返せば実際にこうして言葉で救われたことなんて数えきれない程あったし、そうしてくれた人には同じように私も言葉で救いたいと思うもの。

ただ、それを超えた 言葉のない関係 というのも、同じくらい貴重でかけがえのないものになるって信じているけれど。

良し悪しなんて縛られるものじゃないんだなあ、という1日でした。



Fuyu.A


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