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デンマークに来てびっくりしたこと、「国旗めっちゃ使うやん!」

こんにちは。デンマークで1年間交換留学中のFuyuです。

今回は、デンマークで国旗がもつ特別な意味について、さいきん寮のデンマーク人達からも色々教えてもらったので、書きたいと思います。

デンマークの国旗は世界で一番古い

これは春学期に履修していたデンマーク文化の授業で学んだのですが、デンマークの国旗はDannebrog(ダンネブロ)と呼ばれ、世界最古の歴史をもつ国旗の一つだそうです。その歴史には、大昔の戦いの中で Dannebrog が空から舞い降りてきて、そこでデンマークが形勢逆転し勝利したという伝説が背景にあるそうです。

お祝い事にはいつも国旗 🇩🇰

そんな古い歴史・伝説がデンマーク国旗にはあるので、デンマーク人は自国の国旗にとても誇りを持っています。誕生日やお祝い事では、国旗が欠かせません。
例えば、祝日になると町中が国旗で溢れていて、お店の前には国旗がポールに掲げられます。他にもバスにちっちゃい国旗が二つ付いていたり、カフェで出てくるケーキに国旗が挿されていたりもします。(これは可愛くて嬉しかった)

祝日のスーパー、国旗がいっぱい
祝日の日に行ったらクロワッサンに国旗が挿さってた

幸福のシンボルとして多用されるDannebrodですが、他にも葬式の場などで、 追悼の意味を込めて掲げられることもあるそうです。

先日同じ寮に住むデンマーク人達と一緒に、コペンハーゲン開催のサッカ試合をリビングで見ていました。コペンハーゲン開催なだけあり会場はデンマーク国旗で埋め尽くされていて、「国旗大好きだよね」と聞いてみたところ、なんとデンマークの国旗には3種類もあり、それぞれが違う意味・ルールを持っていることを教えてくれました。

国旗が持つ意味・ルール?🇩🇰

Dannebrogには3種類、通常の形のもの、ほっそい形のもの、そして切り込みの入った形のものがあります。
王室の旗には紋章が入っており、特別な許可がない限り、三角の切り込みが入った旗は個人が使用することはできないそうです。
そして細長い国旗は、海で使用されるようです。

国旗が持つルールには、
① 他国の国旗より低く掲げてはいけない
② 日没までに掲揚した旗は降ろさなくてはいけない
③ 旗は地面に触れてはならない
などなど、Dannebrog 特有のルールが定められているそうです。
歴史ある国旗なだけあって、厳格なルールからは誇りを感じます!

デンマークに来てから、いつも疑問に思っていた国旗の意味合いについて、現地のデンマーク人から色々学べて良かったしとても興味深いと感じました!日本人の私からすると、「国旗を掲げる=愛国心つよいな」というイメージを持っていたのですが、寮の子達は、「愛国心を示しているとかではなく、ただ伝統的なものだからお祝い事に国旗を使うよ」と言っていました。

またまたデンマーク特有の文化について新しい発見ができて、おもしろかったです 🇩🇰



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