知らないと不安になりますね
私は医療の知識はほとんどありません。風邪をひいたら寝て治す・・くらいしか知りません。癌になるまでは、どちらかというと健康体で風邪をひいたこともありませんでした。食べることが好きなので、食事にも気を付けていたつもりだし、ほんとうに癌になったことは晴天の霹靂でした。
人間は知らないことはどうしたらいいかわからず、不安になります。ブレーキのない私でも動きたくても動く道すらない状態に陥ります。
そんな中、医療の専門家の人たちがいて下さる幸ハウスは、何か体の悩みが持ち上がっても、水曜日になって、幸ハウスに行けば、何かしらのアドバイスがもらえるということが、これからの健康を維持する上で、大きな支えになっています。
体の不調とともに心も不調になります。心が不調になると人間関係も不調になります。どんどんと負のスパイラルに入っていく、自分でもわからない、知らないことだから、どうしたらいいかわからず不安になる。とりあえず、幸ハウスに行って、不安な気持ちを吐き出して、整理することによって、不安が気持ちが軽くなり、そうすると体の状態も良くなっているということが、今までたくさんありました。
情報ってその都度その都度、世の中は進歩し、良い方向に変わっていっています。そのスピードが早い!と最近感じます。だから不安に備えていろんな情報をあらかじめ自分の中に入れておいても、それがすぐ変わってしまう場合もあるんです。それは私が旅行業をやっているから、情報の変化やその人にとって必要な情報はその場その場で調べておかないといけないということが身に染みているからこそ感じることかもしれませんが。
また大量にある情報を選別して、自分にあったものを見つけるのも、大変なことです。自分の納得が果たしてほんとうに納得いくものなのかどうなのかも信頼することが難しい時、医療に関しての疑問や不安なところを、専門家の視点で教えてもらえ、それを自分自身の理解の助けになる。私はまだホルモン療法をしていて、病院は幸ハウスに隣接している病院に通っているわけではないのですが、自分の今の病状の位置が、先生に相談しながら理解できるので、あと1年の闘病生活もだいぶ楽になりました。
まさに病気になっても病人にならないというコンセプトが実践できているかなと思います。