映画の上映会をします
今日、映画の上映会をします。本日の上映なので告知ではありません(笑)
父が亡くなって、悲しみに沈む中、この映画の存在に気づき、この映画のご縁を深く感じ、なんとか観る方法はないか模索していた時、自主上映という方法があるということを知り、ご賛同いただいたお客様に平等に経費を負担していただき、公共のホールでの上映会をすることになりました。それが今日なんです。
なぜこのNOTEを書いたかというと、今日は禍福は糾える縄の如しにコメント下さったはるあやさんに向けての返信のつもりで書いています。まず私はNOTEの使い方がしっかりわかっておらず、コメント返信が出来ないことをお詫びさせていただきます。
長いコメントをいただいて、私も少し泣いてしまいました。癌になった悲しみ、不安、絶望・・・9年経っても私の体の奥の方に巣を作っていて、これは一生消えることがありません。これからどんなに明るく、一般的に幸せだね、恵まれているねと言われることが起ころうとも私の中にある乳がんの経験は消えることがないでしょう。
一生消えない心と体の傷。それでも私はこのすべてを抱えながら生きていくことにしました。そう決めました。そしてやりたいことは全部、ぜ~~~~~んぶやろうと決めました。ちょっと無理かな?って思うことでも、やれるにはどうしたらいいか、考えようと思いました。やれないってところから始めるのではなく、やると決めて考える。そう決めました。
でも命や時間やお金は有限ですから、やりたいものが出てきたら、優先順位の低いものは諦めることにしました。そしてできなくなったことに執着するのではなく、自分にできないことは頭を下げて感謝して人に頼ろうと思っています。その時は対価をお支払いします。対等な関係でいたいので。
そうしたら、乳がんでさまざまな病気をした私でもやれることは無限大にあることに気づきました。私は旅行業ですが、もう添乗員はできない気がします。息子に、ママが走ると転びそうで見ていられないといわれるほど、走るのが遅くなりました(苦笑)私も重い体をどっこいしょと持ち上げながら走るのは20年前の軽やかに走っていた時と比べてしまうと落ち込むより情けなくなります。でも体力がまだ豊富にある若い方に代わりに走ってもらえば、私が思い描くツアーは出来るわけです。だからやりたいことを諦めない。希望を持っています。
はるあやさん、乳がん治療、大変なことと思います。応援しています。私は9年も経つのにまだ乳がんになった自分自身をどこか許せないでいます。それは仕方ない。重い病気ですので、その病に対する思いは人それぞれでしょう。私は何もできませんが、どうかご無事で、治療が終わられることをお祈りしています。先日、癌になる前に知っておくことという映画を観ましたが、がん治療も私が治療を受けた9年前よりだいぶ進歩していることをその映画から知りました。
今日観る映画は2012年9月15日に封切りされた映画です。2012年9月14日に私は母を亡くしました。私、抗がん剤治療中でした。私の人生で、それこそどん底だった時期です。また癌になっても・・・母を亡くすという経験はしません(苦笑)母は一人ですから・・。当時は知る由もなかったこの映画を今日6月22日に観ることができるとは、深い感慨を覚えています。もう言葉にはならない。
今日上映する映画の名前は「祈り」サムシンググレートとの対話 です。
祈りが医療に効く。祈りを科学的に研究して、その効果を実証したという結果がアメリカででているのだそうです。
私は素人のおばちゃんですので、真偽はわかりません。実験もできません。でもはるあやさんに向けて祈ろうと思いました。
祈っています。
それではいってまいります。
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