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妄想書簡 拝啓 白鵬翔様 #2

拝啓

文月を迎えましたね。

日差しも初夏の足音を感じます。

雨もあり、こちらは野菜が
大きく大きくたわわに育っています。

昨日は、採れた野菜を使って
カレーを作りました。

お鍋にカレー粉をいれている時に
幼い頃の貴方のカレー煎餅の
事件?!を思い出しました。

暑い暑い真夏に、ご近所の方から
いただいたカレー煎餅をおやつに
だしたら、貴方はひと口食べて
微動だにしなくなりましたよね。

気分が悪くなったかと思い
ハラハラしました。
そのあとも、ことば少なかったので
少し心配をしていました。

帰り際に、ちょこちょこと寄ってきて

「さっきのびっくりした。」と。

始めはなんのことか分からなかったの
ですが、おやつのことを言っていたの
ですよね。

カレー煎餅の味にびっくりした、と。
はじめて食べる味だったのでしょうね。

きけばカレーライスも食べたことが
なかったと。

さぞかし驚かせてしまったと、あれから
反省をしました。
でも、貴方のびっくりした顔を思い出すと
なんだか微笑ましく、くすっとなります。

大きな世界も小さな世界も
いまは人間の太刀打ちできない
ところにいます。

いろんなことに思いを馳せねば
ならない貴方かもしれませんが
生き方は常にシンプルに。

またお手紙します。

草々

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【大相撲 妄想書簡!】

もしもワタシが
横綱白鵬の遠い遠い親戚で
山奥にひっそりと住む母方の叔母だったら。

という設定で、妄想コラムを。
コラムというより書簡ですね。

あやしいか?!ストーカーか?!

いえいえ、フィクションの
コラムとして書かせて
いただきます

誰かを想い、誰かを労る
ことばを紡いでいかれれば。

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