ポップス講座【クラポップ講座〜コード編】

先ほどまでスガナミ楽器多摩店にてポップスセミナーのコード編でした!2回セットで、一回目の今回は私は助手としてサポートさせて頂きました。はぅぅぅぅぅ面白い!けれど伝えるのが難しいこのトピック、、。。。


私のオフィシャルHPでも紹介させていただいています【コードdeクラシック】ではクラシックの譜面をコード起こししたものをアップしていますが…。。私自身も専門学校入った18の頃はコードネーム恐怖症でした。アルファベット見ただけで身体がビクッとするのに、テンションノートを示す数字なんて出て来た日にはじんましんでそうなくらい拒否反応。。

クラシックの和声学も中途半端、専門学校で習ったジャズ理論も途中でわけわかめんたいこだった私が、10年経ったらクラシックの譜面にコードを書くことが趣味になっているとは思わんだ。適当なオケのスコアでも、ソロ譜の4小節でも、弾かない曲でもなんでも良いのですが、コードネーム(しかもかなり簡易)を起こしていった時に、そのコード進行から見えて来る機能和声感、その力関係とかが見えると、それだけでなんか、気持ちいいのです、喫茶店で楽譜開いているだけなのに(笑)!これはなんなのだろう。マッサージ屋さんに行ったような気持ち良さに似てる。

でもその基本には、コードネームを見て頭にその和音がぽーんと鳴る、というのが前提になって来る。そして、五線譜にうようよ泳いでいるおたまじゃくしの中から、「コイツとコイツとコイツが主犯格だな」とピックアップしてコードを決定する作業は、慣れて来ると、冷蔵庫を開けて「これとこれとこれとこれがある…ってことはこの料理が作れるのね!」と瞬時で料理や味がイメージ出来るかのように、コードが頭に鳴るようになる。


【コードを見る】→【コードの響きが頭に鳴る】→【おたまじゃくしを選ぶ】

ポップスやジャズの譜面をアレンジしながら弾くときは脳内はこのような作業だが、
クラシックではどうなのか、どうあるべきか、どうなってることが多いか、、


【おたまじゃくしを見る】→ …(゚д゚)


【おたまじゃくしを見る】→ 【そのおたまじゃくしをとにかく弾く】(°∀°;)b


…てな具合になってることがもしかしてあったりなんかしちゃうんじゃないか!?
ちなみに、、、私はそうでしたー!!!ヽ(;´Д`)ノ


しーかーーーーーーーーーーーし!

ポップスを弾きながらもクラシックに戻り、和声感の無い演奏に対してキビしい我が師匠(純クラシック)の耳がどうなっているのかを、日々のレッスンや会話から解読していくうちに、コードネームの世界とおたまじゃくしの世界が、自分の中で分離しなくなった!o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪「和声を意識して」と20年間色んな先生が言っていた言葉が、自分にとってはポップスにいたことの経験の感覚を応用させたことで、、、つまり、自分にとってはおたまじゃくしを「コードネーム」に起こすことで、クラシック的にも、メロディーの和声に対しての力学、機能和声が見えやすくなった!見えることが大事だった、というよりは、コード感、和声感を感じた上で細かいおたまじゃくしを泳がせたときとそうでないときで、感覚が全然違う。楽に泳げる。歌い方が迷わなくなる。メロディーを歌うと危険なときに、コードを歌うと理にかなった歌い方が自然と見えて来る。


コードネームが分かること自体が重要ではなく、背景の和声感を感じられれば良い話なのだが、私個人的には、和声学の授業で習う難しい理論が分かるのなら、単純なコードがすぽんすぽんと脳内で鳴るようになると、おたまじゃくしを眺めた時にさらにめちゃくちゃ楽に感じるはず。そして、何の音を弾いていても「関係性」を感じて弾けるから楽しい。

(2011年6月6日 旧ブログ投稿記事より)

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