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梳る音の静けさ夜の秋

皆様ごきげんよう。今日は本を読んでおりましたら「二十六夜待」という風習があることに気づきまして夜空を眺めておりました。陰暦七月二六日に月を鑑賞する行事だそうで、昨今は一部の地域を除いて廃れてしまったそうですわ。仏様のご利益があるとかなんとかだそうでしてよ。

陰暦の七月下旬ですから新暦ですと今年は九月の中頃かしら。特に満月とかそういった訳でもないですし不思議な風習ですわよね。江戸時代は東京の湾岸のほうでこのために人が集まって月を待っていたそうでしてよ。わたくしも文献でしか見たこと無いですけれども賑わっていたとか。

ここ数日はなんとなく夜空を見上げてみたいような爽やかな風ですわよね。夏らしくなくって、まるで秋の夜のような感じがいたしますわ。

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