資格はどこまで必要か?

私を含めて、皆さんが自宅サロンを開くまでに、サロンで提供する予定のメニューについてはそれなりに学び、少なからず経験を積んでいると思います。
その学びと経験を客観的に証明するものとして、何らかの資格を取得していると、対外的な説明がしやすいと思います。

皆さんご存じのとおり、国の法律に基づき制定されている国家資格を取得しなければ営業できない業種もあります。
例えば医師や弁護士、美容師、鍼灸師など。

ただし、営業に当たり国家資格の取得が必須条件となる業種以外は、資格の有無自体は問題になりません(※業種によっては、別途都道府県等の許可が必要な場合があります)。

つまり、国家資格ではない、民間の各種協会や団体が発行・認定する資格なら、あってもなくても法的には変わりなく、営業すること自体に支障はないんですよね。

メジャー級の資格だと、医療事務やカラーコーディネーター、ソムリエ、カウンセラーだって民間資格ですからね。
それこそセラピストなんか、民間資格すら取っていなくても名乗れますし、サロンを開いても罰せられません(※業務上、他人に危害を加えた場合は別です)。

だから、民間資格に意味はないって人もいますが、実際のところ自宅サロンを経営するセラピストや各種教室の講師などは、やはり何らかの関連資格を取得済みの方がほとんどではないでしょうか?


私は、アロマセラピストとして開業する前に、日本アロマコーディネーター協会(JAA)認定加盟校に通い、以下の認定資格を取得しました。

*アロマコーディネーター
*アロマインストラクター
*AHR(アロマハンドリラックス:ボディトリートメントの資格)
*AFR(アロマフェイシャルリラックス:フェイシャルトリートメントの資格)

さて、いかがでしょうか?
へぇ、そうなんだ…って感じですよね。

そうなんです。
あなたのその感覚、間違ってない。

なぜなら…
資格があるかどうかと集客できるかどうかは、全く別次元の話だから。

こうして文章にすると、そりゃそうだって感じるよね、きっと。
でもね、いざ開業してみて、しばらく軌道に乗らないと、もっと上の資格とか、もうちょっと別の資格があった方がいいのかな…って、漠然とした不安に陥ってしまうこともあると思うんです。

これは、まず私自身がそうだったし、他にも似たような人を見てきたし、話にも聞いてきたこと。

だけど、とりあえずいろんな資格を取ったからって、それだけで呼べるお客様の数なんて、たかが知れてる。

だから、まずは、取った資格をどう活かすか。
その資格を持っているからできることを、とにかくたくさん、たくさん数をこなしてみましょう。

で、これ本当に極めたいなぁと思ったら、次のステップにおのずと進むでしょうし、関連する別の学びが必要なことに気づくかもしれない。

本当にやりたいことをやりたいようにやるために、自分はどの資格を持っているといいのか、一度よくよく考えてみませんか? 


私がなぜアロマセラピーとカラーセラピー、そして手相リーディングをサロンのメインメニューに据えているかといえば、どれも他人に教えられる資格までを取るために学び、なおかつ経験を積んだから。

ちなみに、アロマはインストラクター、カラーセラピーはTCトレーナー、手相リーディングは入門講座を開けるカウンセラーの資格を持っています。
もちろん、ここに書いてない資格もあるし、サロンを開くまで、また開いてからも、それなりにいろいろ勉強したんだよ。
…ま、だから何なんだって話だけどね(笑)

次回は、自宅サロンオーナーなら欠かせない【開業届と確定申告】について、私の経験を踏まえた一般的な話を書いてみますね。


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