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自分軸を持つ方法

自分軸。
ブレない自分のやり方、ポリシーと言い換えてもいいのかな。


自宅サロンって、いわば自分のお城です。
そう考えたら、ある程度強固な守りが必要。
他人に振り回されている場合ではありません。

例えば、自宅だから夜間や休日はお客様をお迎えしないとか、子どもが帰ってくるまでの間だけ営業するとか。
他の仕事と並行するとか、イベントはチャリティのものだけ出るとか、なんでもいいですけど。


私はこう思うから、こうする。
こんな風にしたいから、これをやる。


どんなときも、誰に対しても胸を張って大切にしたい思いややり方って、あなたにはありますか?


自分をどれだけ大切にしているか。
誰に何を言われても、譲れないものがあるか。


こんな風に考え出すと、結局は…それ、なんでやりたいの?って話に行き着くのかなーと思います。
だから、まずはここがきちんとしていなければ、お話にならないのかも。

問題は、自分の中でやる理由とか理想の形、イメージがあるのに、他人に対してそれをうまく伝えられない結果、なんだかいいように言いくるめられたり、ポリシーを曲げて対応してしまうこと。

自分に自信がないのか、相手の方が正しいような気がして圧倒されちゃうのか、あるいは、この人のためなら自分軸なんて度外視してもいいと思っているのか。

例えば、原価率や手間賃など考慮を重ねて決めた価格設定なのに、しつこく値切られて応じてしまうとか、イベント出店はしないと決めていたのに、主催者に押し切られてしまうとか…自分の中で大切にしたいことを、自分の中だけで大切にしちゃってるパターン。
意外と、これで悩んでる人も少なくないんじゃないかなぁ。

では、自分軸を曲げずに相手の理解を得るには、どうすれば良いのでしょうか?


まずは、自分軸ってね、曲げてもいい。
それで自分が後悔しないなら、オッケー!

例えば誰かを助けるために、いつもなら絶対やらないと決めていることをやむを得ずやる場合って、人生できっと何度かあると思うんです。

相手のためになることで、自分が心から喜びを感じられるなら、それでいい。
曲げちゃったことを気にしなくてもいいんです。

ただ、本当は曲げたくないし、そこまで相手に歩み寄れない場合の方が、おそらく多いですよね…


公務員だった頃に、何度かコミュニケーション能力向上のための研修を受けたことがあり、その中でよく『アサーティブネス』という言葉が出てきていました。

Wikipediaでアサーティブネスって調べると『自他を尊重した自己表現』と出てきますが、要は…

あなたも大切、私も大切

それを踏まえた上で、相手とやり取りしようということなんですね。

具体的な手段としては『アイ(i)メッセージ』といって、主語を自分(i)にして想いを伝えるという方法をとります。
主語を自分にするって、自分が話すときの主語って普通は自分でしょう…って思った人もいるかな?
意外や意外、けっこう違うこともあるよ。


例えば、無意識のうちに、誰かにこんな言い方をしてしまうことってありませんか?

『あんたはどうして部屋を片付けないのよ!』
『本当に君は、同じことを何回言わせるんだ!メモも取らないでボーッと聞いてるからだろ!』
これ、どちらも主語が相手になっていますよね。

こういう言い方、なんだかキツく感じませんか?
相手を責めたり、怒りをぶつけたりしているように聞こえますよね。

これらを、アイメッセージで言い換えると…

『私ね、部屋が片付いていないと、どこに何があるかわからなくて困るんだ。片付けてほしいなぁ』
『僕は、君に一度で説明を理解して動いてもらえたら助かるし、仕事もより効率的になると思うんだ。次からは、メモを取ってみようか』
ざっと、こんな感じになるかな〜。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、アイメッセージで伝えてみると優しい感じになるのと同時に、言葉が多少まどろっこしくなります。
だから、せっかちな人や急いでいる人、話すことに苦手意識がある人、皆まで言うな(言わなくても察しろよ的な感じ…私は嫌いw)って考え方の人には、最初はちょっと使いづらいかもしれない。

だけど…

結局コミュニケーションって、伝わらないと意味ないじゃん?

伝え方ひとつで、あなたの本当の思い(怒りたいんじゃなくて○○してほしいとか、嫌味をかましたいんじゃなくて○○になってほしいとか)が伝わって、お互いに腹を立てずに済むなら、万々歳ですよね!

…ま、偉そうに言ってみたけど、私もここはいまだに修行中なんです。
人生、うまくいく時ばかりじゃないですからね。

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