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コロナ禍とともに〜②休業

全国的な緊急事態宣言が発令される近辺で、子どもたちの保育園からやんわりと尋ねられました。

『お母さん…お店、予約入ってます?』

要は、園児たちも密を避けるため、お客様が来ないのなら保育園に登園させず、家で一緒に過ごしてほしいと。

園側の言い分は理解できましたし、私自身も実際そこは心配だったので、2020年4月半ばから、ときどき保育園の登園を自粛することにしました。
この頃、まだサロンの予約は入っており、本来なら2〜3月に入っていて延期した予約の振替も数件あった状態。

同じ頃、店舗等の不要不急の営業を自粛し、休業要請に従って休業した事業者への支援金が北海道から支給される旨のお知らせがありましたが、当初、うちのような自宅サロンは、この休業要請に該当しない…つまり、営業続行OKと思っていたんですね。

休業要請にかかるお知らせ文書の中に『床面積1000㎡以下を除く』みたいなことを書いていて(当時の私はそう認識していた)、それなら、うちは当てはまらないのかな…と。

今思えば、そういう問題ではなかったと思いますが、遅くともこの日から休業と言われていた4月25日以降に振替したご予約も複数あり、お客様の予定を再三狂わせるのも忍びなく、そこは受けなきゃ!と思っていました。

だけど…無理しなくてもいいのでは?
もしご予約を再び延期するとしても、お客様はきっとまた来てくださるかも…どうだろう…??
正直、どうしようかと悩んでいました。

そんなとき、思わぬところから天の声が。

《かなさんのサロン、休業要請受ける?》

ある仲間からのアドバイスで、我がサロンも休業要請の対象になることを知りました。
お知らせ文書の中身が複雑で、私がちゃんと読み切れていない箇所があったことを、その人が画像添付で教えてくれなかったら、きっと気づかないままだったと思います。

何より、その人から連絡をもらえたことがきっかけで、思い切って休業の決断ができ、お客様に頭を下げてご予約の再延期をお願いすることもできました。

思い返してみても、本当にありがたいこと。
連絡してくれた仲間、ご予約の再延期を快諾してくれたお客様…心から感謝しています!

そんなわけで、2020年4月25日〜5月15日の間、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、北海道からの休業要請に従ってサロンを休業しました。

その間に、今後のサロン運営のあり方をしっかり考えねばと思っていたんですが、なんせ、保育園が休みのチビッコ2名と一緒の毎日。
落ち着いて考えることの難しさ…

『ママー!バイキンマンの絵、描いたよ!みて!』
当時4歳の長男がドヤ顔でクレヨンの絵を見せにくるかと思えば、プラレールのはやぶさを手にして『ねえ、でんしゃであそぼ!』と割って入る当時2歳の二男。

保育園では昼寝の時間があるはずなのに、家だと二人とも昼寝したがらず、ずっと起きて遊んでいます。
長男が遊ぶおもちゃの電子音と、二男の大音量の独り言が響くリビング。

そんな中、サロンとしてお客様をお迎えする際の問題点と、今後の展望について、スキマ時間で何とか紙に書いて整理してみたんです。

例えば…こんな感じに。



*スリッパは使い捨てのを買う?
*イベント出店できなくなった分の売上げを、どこでカバーするか?
*オンライン化できて、なおかつ売れそうなメニューは?


サロンをたたむことは全く考えませんでしたが、休業明けにお客様が戻ってきてくださるかどうか…どうしたらまた来てもらえるのかは、かなり考えました。

そういう意味で、料金を下げることも考えたし、だけどそれは根本的な解決策ではないから、それ以外のところでお客様に楽しんでいただけそうなことを考えました。

そんな休業中…
実はこの頃、何度かチラチラと頭に浮かんだり、ネットで目にしたりする言葉がありました。


③に続きます。

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