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ゾンビピンク(#002 Zombie Pink) No.3+ 其ノ四文具店

今日はゾンビピンクというインクの紹介をします。

ゾンビピンクは福島県にあるNo.3+と其ノ四文具店でのみ取り扱っているオリジナルインクです。

通常は直接店舗に行くか公式オンラインショップを利用するかでないと購入できないようですが、私は2022年12月10日に浅草で開催された宇宙遊泳クリパでこのインクを購入しました。

全3種のゾンビインクがあり、このゾンビピンクはピンクの可愛いゾンビをイメージしたインクです。

左が時間経過後、右が書いた直後

文字を書いた直後から時間経過で色が変化します。右が書いた直後、左が時間経過で色が変化した後です。写真だと色の違いがわかりにくいですが書いた直後はピンクが強いですが段々とくすみが強くなります。

ブラックライトを当てると光る蛍光インクでもあります。

ゾンビピンク×トモエリバー/クリーム

トモエリバー(クリーム色)に書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。クリーム色の用紙を使用しました。

インク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンで書いています。

くすみのあるピンクの中に黄緑がにじむように現れます。私が所持しているインクの中でもトップクラスで色が揺らぐインクだと思います。

インクの濃淡により紫やピンクへと変化し、その所々に緑がにじんでいる様は怪しさと可愛らしさが両立しており絶妙です。

ゾンビピンク×iroful/イロフル

iroful/イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンを使用しています。

インクの濃い部分はピンクベージュです。インクが淡い部分は黄緑色になりました。全体的に緑の発色が強いです。

インクの淡い部分は少し文字が読みにくいかもしれません。イロフルを使う時はガラスペンで文字を書いた方が読みやすそうです。

ゾンビピンク×10 グラフィックに適した用紙

10 グラフィックに適した用紙に書いたもの

グラフィックに適した用紙はスライド式リングレスノートであるSlideNote(スライドノート)のリフィルとして発売されているケント紙です。絵を描くことに適した用紙ですが万年筆で文字を書くと滑らかな書き味が楽しめます。

こちらの文字に使用したのもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンです。

こちらの紙に書いた文字はくすみのある淡い紫色に発色しました。一見すると緑は見当たりませんが、よく見てみると微かに緑がにじんでいる箇所もあります。

時間経過での色の変化が起きずに書いた直後の色がそのまま残りました。

ゾンビピンク×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

竹紙に書いたもの

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字もインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はプレジールの中字Mとガラスペンで書いています。

文字の色は赤みのある灰色に緑がにじんでいるように見えます。くすみが強くなりました。

この紙を使う場合には万年筆で書いた文字よりも、つけペンやガラスペンで書いた文字の方が緑のにじみが現れやすいようです。

ゾンビピンク×ぬりたくり絵

ぬりたくり絵に塗ったもの

ぬりたくり絵にインクを塗りました。ぬりたくり絵は一見すると真っ白な紙ですが、その紙には水を弾くインクで印刷された図案が印刷されており、上から水性の万年筆インクを塗りたくることで絵や文字が浮かび上がります。

繊細な幾何学模様を描くことで有名なたまづきさんがデザインしたカードを使用しました。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったのでかなりラフにインクを塗っています。

くすみのある淡い紫色とミントグリーンが不規則に現れています。にじむような色の変化がオーロラのようです。

まとめ:ゾンビピンクは怪しく色が揺らぐ可愛いインク

ゾンビピンクという名前ですが色の揺らぎが大きいためピンクインクと呼んでいいのかは疑問です。紙によってはベージュや緑が強く発色します。

しかし可愛い色のインクであることは確かです。特にぬりたくり絵に塗ったときの発色は見ていてドキドキしました。

機会がありましたらぜひ試してみてください。

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