20200307 退屈について

退屈な生活というのは悪くない.

現代社会は刺激が多すぎるとかそういうことを言いたいわけじゃない.

たとえば,[先週末はなにしてた?]と聞かれたときに[なにもしてない]と答えるような生活だ.

わりと体感としての一日は短い.
朝起きて日が暮れるまでと考えると10時間も無い日もあるだろう.休日に遅く起きてきて,少しぼーっとして,軽くご飯を食べ,布団を畳んで掃除や溜まった洗濯物を回して干して,本を読んだり,調べ物をしたり,近所のスーパーに買い物に行き,夕飯の準備をしたらもう日暮れだったりする.

生活として必要な活動をやった結果,一日が終わるというような感じ.
そしてこういう生活が嫌いではない.テンションがあがりも下がりもしない,安定した状態で過ぎていく時間.生活活動により,多少整った部屋(しかしまた平日で元通りになるだろう),薄めの味付けの食事(量はたっぷり),しまわれた洗濯物.

またこういう日がくるだろうという安心感.時間がすぎたのに全くなにも代わっていないような,また明日もこんな日がずっと続くような気がしたりする.そういう日はいいものだ.

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