敬愛するひとたちとその理由
タイトルの通りです。
敬愛するひとたちとその理由について、ふとまとめてみたくなったので、まとめてみました💐
敬称略です。
それでは、さっそく。
カズオ・イシグロ
作家。どうして好きなのか、理由はたくさんあるしとても言葉には表せないけれど、いちばんはその独特の光にあると思う。イシグロの作品は、絶望でも希望でもないところが好きです。時代や人生の不条理を描きながら、そこに立ち向かうのでも押し潰されてしまうのでもなく、翻弄されながらも懸命に生きようとする普通の人々の姿を描いてくれるから。静かで深い人間讃歌。生の肯定。本当の思いこそ言葉にされず、行間から伝わってくるところも好き。切実さに胸がしめつけられるような、イシグロ特有のテキストが大好きです。どうしたらあんな文章が書けるのだろう。
河合隼雄
心理学者、教育者。著書を読むたび、ああ…… 大好きです…… と沁み入るように思う。その深い洞察、多角的なものの見方、たのしい語り口、物腰の柔らかさ、人間に対する深い愛。心なんてそもそもわからないもの、と弁えておられるところも好き。わからないことを、わからないまま考え続ける誠実さ。「物語」や「たましい」に対する思いにも共鳴します。正論をふりかざさず、誰のどんな思いも無下にしない。きっと何か理由や背景があるはずだと考える。その人にとっての正しさをあくまで尊重する。私もそういう目線で人や世界を見られるようになりたいです。
末吉陽子
絵描きさん。何年も前に一目惚れしてからずっと好きです。どの絵も優しくて切なくて、泣いてしまいそうになる。末吉さんの絵は、どこかもの悲しく、でもたっぷりの温かさが伝わってくるところが好き。世界は易しい場所ではないのかもしれないけれど、愛や優しさも確かにここにあるよ、と言われているような。世界の片隅で、互いを懸命に守り合う誰かの様子を垣間見るような。切実さに胸がいっぱいになります。どうぶつ、月、樹木、植物…… 描かれるモチーフも素敵なものばかり。ここ十年ほど、壁掛けカレンダーは末吉陽子さんのものを、と決めています。
石井ゆかり
占星術師、ライター。石井ゆかりさんの書かれる文章が大好き。言葉選びも、書かれた内容も。あの圧倒的な優しさはどこからくるのだろう。占い師さんという立場にありながら、占いはひとつのファンタジーとしてお楽しみください、と言われるところも好き。とても信頼します。『蟹座』は私の宝物のひとつで、読むとなぜか涙腺が緩むお守りのような本。一年ごとの占いも三年の占いも毎回発売を楽しみにしています。毎朝、星読みのサイトを覗くのも日課。石井さんの占いは、私にとってスプーン一杯のお砂糖のよう。未来に少しの希望とやすらぎを見出せるから。占いはもちろん、文学に関する文章とかも大好きです。
未来リナ
ライフクリエイター、モデル。天使のようにかわいくて素敵なひと。こんなに愛のエネルギーに満ちた人間がいるんだと驚きました。もちろん、リナちゃんにだって表には見せない部分があるのだろうし、リナちゃん含め人間には光があれば闇もある。でも私はリナちゃんほど純粋なひとを他に知らないし、愛の存在という意味で、脳内のミッキーマウスや愛犬と同じカテゴリーにいます🥰常々、優しさこそ強さで、愛より強いものなどないと思うのだけど、そういうことを体現してくれる貴重なひと。理想を頭のなかだけに留めず、行動に移せる強さも心から尊敬しています。出会えてよかった。大好き。
Miracle Vell Magic
歌手、クリエイター。まるでディズニー映画から飛び出してきたかのように、チャーミングで美しいひと。いつもファンを楽しませてくれるエンターテイナー。ベルちゃんの世界観、考え方が大好きです。歌やダンス、映画や本に対する愛も本当に素敵。結局、自分の弱さやコンプレックスと向き合えて、誠実で優しく、繊細な心を持つ人がいちばん強いと思うのだけど、ベルちゃんがまさにそんなひと。リナちゃんと同じく、この人は絶対に人を傷つけることはしない(少なくとも故意には)と心から信じられるひと。画面越しに一方的ではあれ、出会えて本当によかった。ベルちゃんの大きな夢がいつか叶うとき、私もその場に立ち合えたら嬉しいです。
トーマス・ニューマン
作曲家。小さい頃から映画音楽が大好きで、ジョン・ウィリアムズ、アラン・メンケン、ハンス・ジマー、久石譲、ジェームズ・ホーナー…… かれらのことは神様のように思っているのだけど、ものすごく勝手に、ああ、この人の音楽は私のために作られたみたい…… と感じてしまったのが、トーマス・ニューマン。とくに好きなのは『ファインディング・ニモ』『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』『ジョー・ブラックをよろしく』。泣きたいくらい切なくて、優しくて、美しい。映画を観ながら、あ、この音楽は…… と思い Music by Thomas Newman というクレジットにハッとする。そういうことが何度かありました。
他にも……
ミステリーの女王アガサ・クリスティーと、恋愛小説の名手ジェイン・オースティン。彼女たちの作品を読んでいると、時代が変わっても名作は普遍なのだなあと実感させられるし、あの時代に名作を書き遺したこと、同じ女性として心から尊敬します。物語の面白さはもちろん、両者とも人間心理を描く鋭さが好き。
作家なら、テッド・チャンの紡ぐ世界観も本当に好き。彼の作品は、深い人生讃歌がいつも根底にあるように思います。日本の作家さんだと、三浦綾子、西加奈子、江國香織も特別に好き。絵本作家だと、島田ゆか、ガブリエル・バンサン、ヨシタケ・シンスケがぱっと思い浮かびました。それから諫山創先生はただの神様です… 笑
映像作品に携わる方なら、是枝裕和監督。是枝監督の世界の切り方は、いつもとても優しい。脚本家、野木亜紀子さんも好き。細かいところまで本当に丁寧に心配りがされた脚本だなあ、といつも感動します。
音楽なら、イルマさん。River Flows In You の美しさに魅了されました。ハンバートハンバートも高校生の頃からずっと好きです。
こんな女性になりたいなあと憧れてしまうのは、石田ゆり子さん、原田知世さん。太陽のようにきらきらと素敵で、いつも元気をもらっている真彩希帆さん。乃木坂時代から本当に素敵な、まいまいこと深川麻衣さん。こんなふうに年齢を重ねられたら素敵だなと思う、知念里奈さん。昔から変わらず惹かれ続けている IU。
どんな役を演じられていても、いつも大好きだなあと思う女優さんは、宮崎あおいさん、ハン・ヒョジュ、土村芳さん。
少女時代のユナ、TWICE のミナちゃん、OH MY GIRL のアリンちゃんもとても好き。
男性だと、エディ・レッドメイン、トム・ヒドルストン、ミュージカル俳優の海宝直人さんがずっと好きです。ユアン・マクレガー、ヒュー・ジャックマン、松坂桃李さんにも惹かれます。あとは SUPER JUNIOR と NCT がとっても大好き。
……と、なんだか最後の方は “敬愛” というよりも “推し” に近い感覚になってしまったのだけど、ひとまずはこの辺で。
(文章の流れの自然さを優先して、途中から敬称がついたりつかなかったりしていますが、すべての方に心からの敬意を表して)
誰に向けたなんの note だろうと思いつつ笑、ネットの海に投げ入れるメッセージボトルのようなイメージで、このまま。
「自分は自分にしかなれない」ということを弁えつつ、尊敬する方たちの素敵なエッセンスを取り入れるように生きていきたいです🌿
好きを自覚する、ということの大切さをあらためて思いながら。
素敵なみなさん、いつも理想を、わくわくを、ときめきを、希望を、心からありがとう。
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