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【生活】イギリスの家探しが大変だった話

イギリスにきて早速直面した壁「家探し」

私たち夫婦はなかなか家が見つからず、ホテルで57日間生活をしました。

ホテル生活が続くのはしんどくて、偏頭痛が続いたり不正出血が続いたり、体調不良になるほどでした。

もう二度と経験したくない!

本日は、大変だった家探しの話をします。


57日間のホテル暮らし

前提として、イギリスでの居住に関して夫の職場から援助や家賃補助などはなく、自分たちで家探しをするといった形でした。

イギリスに着いた2022年12月初旬。
最初は2週間ホテルを予約しており「年明けまでには入居したいね」なんて夫とのんきに話していました。

ですが、イギリス版スーモから内見を申し込めど、無視される日々。
振り返ってみると20件以上は申し込みをしていました。

日本の家探しの感覚でいたので「こんなに、内見すらできないものなのか」と衝撃。

また年末に差しかかるという時期もあってか、あまり物件も出てこず。一方で家探しをしている人はいつ何時も多いんですよね。

ときどき出てくる少ない情報にみんなが食らいつく状況。そりゃあ異国の者は後回しにされます。

そんなこんなで57日間ホテル暮らしをしていました。

自炊ができず、レンジで完結するスーパーの総菜的なものが主食。
その結果、ストレスと栄養不足で肌はボロボロ。不正出血、片頭痛にも悩まされました。

どうやって家を探した?

日本人がイギリスで家探しをするためには根気と根気と根気とお金がとにかく必要です。

方法としてはスーモ的アプリが一番効率的で、私たちもスーモ的アプリで見つけた家に住むことになりました。

下記でおすすめの家探し方法についてお話します。

1に根気2に根気3に根気

◆アプリ

イギリスにもスーモ的アプリがあり、家探しの一般的方法として使われています。

いろいろとサービスはありますが、私がおすすめするアプリは2つ。
私はRightmoveで見つけた家に住んでいます。

・Rightmove
・Zoopla

この2つはとても似ていて、使い方も内容もほぼ同じ。

ただ、私が探していた地域と時期では、Rightmoveの方が掲載物件が少し多く、また、アプリが見やすかったです。

スーモと同じ感覚で、気になった物件に内見申し込みをしまくればOK。

ただ、日本より競争が激しく、私は新着物件の通知が来たらすぐにアクセスし、良さそうな物件の場合はすぐさま申し込みをしていました。

1分1秒を争う、まさしくビーチフラッグスのような感覚。

◆不動産屋へ直撃(玄人向け)

イギリス在住の方から聞いた、もう一つのオススメな方法としては「不動産屋へ直撃」です。

こんな顔して直撃しました

5件ほどの不動産屋へ直撃しましたが、言われた言葉は全て同じ「ネットに掲載されている物件以外はないねん」でした。

「不動産屋さんと仲良くなったら情報がもらえるかも」という話を聞いたので、少しの望みをかけて通い詰めるのもアリかもしれません。

もし通い詰めて仲良くなれても情報が得られるとは限らないし、陰キャな私たち夫婦はすぐさまこの方法は諦めました。

いい家をゲットするコツ

イギリスでの家探し経験を経て、私が感じた「いい家をゲットするコツ」をお話します。

◆家賃の前払いを申し出たり家賃を上乗せしたりしてお金を積む

イギリスでの家探しにおいて大きなマイナス点が「外国人である」ということです。

日本ではどんなに信用があろうが、イギリスでは「ただの外国人」です。
そこをお金でカバーしましょう。

お金でカバー

実際、私たちが申し込みまくっていたときも、途中から申し込む際の文章に「家賃6か月分の前払いができます」と入れたところ、反応が返ってきやすくなった感覚があります。

また、家賃の上乗せは現地の人も競争を勝ち抜くためにやっているそうなので、金銭的に余裕があったら申し出ることをオススメします。

◆相場をつかんで予算を考え直してみる

「素敵な家に少しでも安く住みたい」

これは全ての人が思うことでしょう。

ですが、周りの状況をよく考えて相場感をつかみ、予算の設定をすべし!

正直、日本よりイギリスの方が家賃が高いです。
イギリスの地方都市でも東京都内の家賃とさほど変わらないレベル。
ここはイギリス。日本の家賃感覚を捨て去りましょう。

私たちは渡英当初、日本にいるときのままの感覚で予算を「相場的には低い方で学生が狙うあたり」で設定してしまっており、最終的に結構上げてやっと見つかりました。

思い返すと学生が多い街なので、かなり競争が激しかったと思います。

相場的に低めの家で内見にこぎつけたことも1回ありました。
ですが、治安が悪そうな場所で、日当たりもとても悪く、家の中が汚くて設備も壊れていたので決めきれませんでした。

予算を上げたところ、内見ができるようになり、結果としてまあまあ住みやすい家に住めることになったので良かったです。

正直、経済的にはかなり厳しいですが、条件の悪い家で嫌な思いや危険にさらされるよりは幸せ。

イギリスで暮らすためには本当、お金がかかります。

おわりに

イギリスでの家探しは日本での家探しと比にならないくらいには地獄でした。

正直ここまで大変だとは思っていなかった……

でも家探しを妥協したらイギリスでの生活が地獄になるので、妥協せずに頑張って良かったと思っています。

ロンドンなどの大都市であればもっと見つけやすいかもしれませんし、日本人向けのサービスなども活用するのも効率的だと思います。

私の経験はとある田舎での経験ですが、この記事がイギリスで家探しをする方に少しでも参考になれば嬉しいです。

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