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夜の体感時間をのばす工夫 ~本を読む・日記を書く編~

「まだ朝がきてほしくないよー」
と、朝に抵抗したくなる夜はあるだろうか。

日曜日の夜とか、緊張することがある日の前日とか、友達や好きな人と過ごすたのしい夜とか。

わたしは、特別なことがないふつつの日でも、しょっちゅうそんな気持ちになる。
たとえばとある平日の夜。
やるべきことを終わらせて、ちょっとゆっくりしようとソファーにごろんと寝転がりスマホをいじっていると、あっという間に23時過ぎになっていたりする。

ひー!もうこんな時間……。
スマホは便利な反面、時間をあっという間に食いつくしてしまう怪物にもなる。わかっているのについやってしまう。
ゆっくり読もうと思っていた本や、なるべくつけようと思っていた日記を書くこともできず、一日が終わる。

夜の時間がもっと長ければいいのに……。

Quu&Fuu編集長のにもふーも、朝がきてほしくない夜があるようで。

 
 
 

「朝が来てほしくない気持ちは、今日をもっと楽しみたい!という素敵な気持ちでもある。」

たしかに。そんな風にとらえられるにもふーが素敵だ。
朝が来てほしくない気持ちはネガティブなものだとばかり思っていたけど、この投稿を見て、むしろ前向きな気持ちなのかもしれないと気づいた。

その“朝がきてほしくない”に向き合う副編集長のみなふーの工夫が、まさにわたしが求めていたものだった。

それは、
「スマホを触るのをやめて、体感時間をのばすテクニックをたくさん試す」という工夫だ。

 

そうか!
時間を止めたり、ゆっくりにすることはできないのなら、体感時間をゆっくりにすればいいのか!

体感時間ってあまり意識したことはなかったけれど、思い返してみれば、筋トレをしているときの1分間はめちゃくちゃ長く感じる。

これは試す価値がありそうだ。

と、いうわけで、
寝る前の1時間をスマホを触らずに過ごしてみる、その名も、「寝る前スマホおやすみ作戦」を早速実行!

夜をたっぷり味わって、気持ちよくおやすみとおはようを言ってやる!

と意気込んではみたものの、スマホさんにはいつも大変お世話になっている。
急に手のひらを返したように「時間泥棒だ」と悪者扱いをするのは申し訳ないので、おふとんに寝かせることにした。

手作りのスマホ用のふとんと枕


こうしてみると、「ふー、ようやく休めるよ」とスマホもホッとしているようにも見える。
いつもありがとう。ゆっくり休んでね。

さて、スマホを寝かせている間に体感時間をのばしていこう。
試したことは4つある。

①本を読む。
②日記を書く。
③ストレッチをする。
④お茶を淹れる。

今回はまず、「①本を読む。」「②日記を書く。」を試して感じたことを共有したい。

***

体感時間をのばすテクニック①「本を読む。」

読むのを楽しみにして図書館で借りてきたのに、放置してしまっていた本を手に取る。
なんとなく、テレビも消してみた。

▲ソファーに寄りかかって足をのばすスタイルがお気に入り。 


テレビを消して静かな部屋で本を読んでいると、スマホをいじっているときには聞こえなかった冷蔵庫の稼働音や、時計の秒針が進む音、車が走る音などが聞こえてくる。

本のページをめくる「サリッ」という音が、部屋で聞こえる音の中でいちばん大きい。

こうして本と一対一で向き合っていると、内容が頭にぐんぐん入ってくる。
本は、スマホとは違って、LINEのメッセージ通知がいきなりでてきたりしないから途中で気が逸れることもない。

ひと段落して時計を見ると、まだ寝る時間まで30分ほど残っていた。
うれしくなって、最近書けていなかった日記を書くことにする。

体感時間をのばすテクニック②「日記を書く」

 

いざ日記を書こうとすると、いつも最初はなにも思い浮かばない。
でも、朝までさかのぼって思い返してみると、「あ、そういえばこんなことあったな」がぽろぽろと出てくる。

「社員食堂の塩からあげが大きくてうれしかった」とか、明日には忘れてしまうような出来事ばかりだけど、些細であればあるほど、後に見返したときにたのしい気がしている。

ペンを持ってノートを広げ、一日を振り返りながら思いつくままにペンを走らせているとき、時間が規則正しく一刻一刻と過ぎている感覚があった。
スマホに夢中になっているときは、時間の気配が感じられない。

日記を書き終えると、寝る時間までまだ10分ほど残っていた。

本も読めて日記も書けて、お得な気持ち。
1時間という長さは変わらないはずなのに、最近で一番ゆったりした気持ちで過ごせた1時間だった。

***

体感時間をのばすコツは?

本を読む。日記を書く。
この2つは体感時間をゆっくりにしてくれた。

スマホでSNSや動画を見ているときと、いったい何が違うのだろう。

本を読むことと日記を書くことに共通する特徴を探して、わたしなりに体感時間をのばすコツを2つ考えてみた。

コツ①
”目の前のことだけに向き合える環境がある”
本を読んでいるときは、本だけに向き合っていた。
日記を書いているときも、書くことだけに集中していた。
テレビを消したことも、気が散るのを防ぐいい方法だったと思う。

でも、スマホを手にするとそうはいかない。
スマホひとつであらゆることができるのは便利だけれど、でもそのせいでひとつのことに集中することがむずかしいのだ。
「あなたにおすすめ」なんて言って、次から次へとおもしろそうな情報が差しだされたりもする。
わたしは誘惑に弱い。


コツ②
”手作業がある”
スマホの操作は、指一本で軽く触れるだけでできる。

一方で、本には、開く、めくる、閉じる、しおりを挿むといった手作業があって、日記を書くには、ノートを広げる、ペンを握って文字を書く手作業がある。予測変換機能もないし、コピー&ペーストもできない。

このひと手間が、スルスルと流れる時間の流れに小休止をあたえてくれているのかもしれない。

***

ふむふむ、体感時間のカラクリはめちゃくちゃ奥が深そうだ。
奥深すぎて、丸2日間考え続けた。
本は本でも、マンガだとどうだろう?
ハラハラする内容か、平穏な内容かでも変わりそう。
紙の本と電子書籍で違うのか。
日記を書くペンが、鉛筆なのかシャープペンシルなのかボールペンなのかでも違いがでるかもしれない。

そうした探究はまだまだこれからでも、時間をゆっくり味わうためのコツはちょっとつかめてきた気がする。

次回は、残りの「③ストレッチをする。」「④お茶を淹れる。」を試した様子をお届けします。

はたして体感時間をゆっくりにすることができるのか、乞うご期待!

















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