見出し画像

家族がなくなった話7

母が亡くなり、その4年後に父が亡くなり、相続手続きも終えて、私の属していた家族がなくなった経緯。
実家を処分する流れを確認する。


実家を出発して、約束していた不動産屋へ向かう。見積の結果と今後の流れを聞く。

・祖母の名義のままでは処分できない
・抵当権がついたままも同様
この辺のことはわかってたけど、

・更地にしなくても売却可能。むしろ更地にするメリットはない
・建物だけでなく、借家人が住んでいるままでも売れる
こちらについては知らなかった。

実家は建ててから40年ぐらい経っている。同じぐらい古くても、手入れしながら住んでいれば建物ごと売れることもあると思うけどうちは無理だ。
弟が壁に開けた穴はそのままだし、外も蔦で覆われていて、とても人が住んでいるように見えない。
かと言って更地にするためのお金もないし、潰さなくていいのは助かる。

実家の敷地に立っているアパートはさらに古くて、こちらも全く手入れしていない。それでも住んでいる人が一人だけいると聞いているので、立退交渉はするつもりでいた。
どうしても難しい場合のB案があるのは安心できる。

まずは相続を終わらせないと話が進まないことを確認してその日は終わった。

もう一件予約していた不動産屋でもほぼ同じことを聞いて、その日最後の約束に向かう。

最後は弟一家と交際相手との会食。事前に弟からみんなでご飯をと提案があり、店は私が好きな店を予約しておいた。
大人数でないといろいろなメニューが食べられずいつも何を頼むか悩むけど、今日はそれを気にすることはないと思うと嬉しい。

交際相手の彼女は弟よりかなり年下で、弟が手伝いに行っていたマリンスポーツのお店で知り合ったらしい。
婚活もしていたそうだけど、こんな男でいいんだろうか。大人が自分たちで決めたことだから反対はしないけど。自分の友達だったら全力で止める。
まあダメだと思ったらその時は離婚すればいい。

弾まない会話をしながら会食は終了。食事自体はもちろんおいしかった。

次の日に相続に関する手続きの無料相談へ。必要な手続きをまとめて引き受けてくれるのでよさそう。

初回の作業はこれで終了。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?