見出し画像

家族がなくなった話23

母が亡くなり、その4年後に父が亡くなり、相続手続きも終えて、私の属していた家族がなくなった経緯。
最後に。


振り返ると、「ああしておけばよかった(かも)」と思うことがいくつかある。

・両親から昔話を聞く
父が子供の頃住んでいた場所は?祖父の名前は?など、わからないままになったことがいくつもある。両親が生きているうちに聞いておきたかった。

・母に気持ちを伝える
弟との扱いの違いについて母に言っていたら何か違っていただろうか。
子供の頃なら「あんたは口ばっかり達者で」と余計に怒られそうだ。
大人になってからだと、「そんなこと言ってない」と否定されて終わるだろう。
結局何も変わらない気がする。

・解体の様子を見る
実家が壊されて更地になっていく様子を見たかった。特に壊しかけの断面図のようになっているところ。
更地になった状態は、友達が写真を送ってくれた。文字通り跡形もなくなってる。
次はどんな家が立つのか楽しみだ。

・「親の遺言で…」と断る
弟から連帯保証人になってほしいと言われた時に、よく聞く断り方の「親の遺言で『保証人にはなるな』と言われているから」と言ったら、弟がどんな反応をするか見てみたかった。冗談が通じないからガチ切れされたと思うけど。

「だが断る」も言ってみたかったけど、通じなかったら虚しいので言わなくて正解だとは思う。

-・-・-・-
弟の再婚が延期になったと聞いたのは去年の春先だった。
弟の再婚がどうなったのかはわからないけど、彼女のほうは、SNSに結婚式の様子をUPしていた。相手は誰なんだろう。一年あれば別の人を見つけて結婚することもできなくはない。

弟からは何も連絡はない。別の人だった場合を考えると、こちらからは聞くわけにはいかない。
来月の法事に彼女が現れず、弟も何も言わなかったら、きっとそういうことなんだろう。

今後付合いが続くわけでもないのでどちらの結果でもいいけど、やじ馬としては気になる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?