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家族がなくなった話9

母が亡くなり、その4年後に父が亡くなり、相続手続きも終えて、私の属していた家族がなくなった経緯。
やっと?もう?四十九日。


四十九日で再び実家方面へ。四十九日は亡くなった日の七週間後にやるものと思ってたけど、初七日を葬儀当日にすると、四十九日も一週早まるらしい。後の日程に余裕ができるわけではない。

当日お寺へは叔母夫婦が車に同乗させてもらうはずが、時間になっても現れない。「待て」と言われて先にタクシーで行くこともできず、やきもきしながら待って、結局15分遅刻。
喪服に着替える場所を探していて遅くなったと言ってたけど、あちこちのお菓子を大量に買い込んでいる。法要に時間通りに行くことより、久しぶりの故郷で懐かしい店を回ることのほうが優先だったらしい。

法要後の会食の席できれいにした父のパソコンを姪に渡して使い方もかんたんに説明する。姪は絵を描くことが好きなので、ドローイングソフトもインストールしておいた。少し古いけど遊びで使う分には困らないだろう。

弟は子供たちの親権を持っている。離婚する前から、日中はほぼ毎日祖父母(私の両親)宅で過ごしていたことや、祖父母が子供の世話ができる環境にあることが親権を勝ち取った理由だと聞いていた。

しかし、離婚が決まった時には母が亡くなり、今回父もいなくなって子供のサポートができる人がいなくなってしまった。
前妻からはそれを理由に親権変更の調停を起こされたらしい。それもあって弟は早く再婚を進めたいようだけど、その割には事態を進めようとする気があるように見えない。

無料弁護士相談で、ほぼ大丈夫だろうと言われたらしいので安心しているのかもしれない。

翌日「店」のご近所に情報収集を兼ねてご挨拶回り。当初叔母も一緒に行くと言っていたのがドタキャンになり一人で回る。

挨拶に行ったうちの一軒が父の小中学の同級生だったと聞き、父が子供の頃「店」の近くに住んでいたことを知った。
父が「店」でバイトしていたことが結婚のきっかけになったと聞かされていたけど、ひょっとして父と母は子供の頃から知り合いだった?
今となっては真相はわからない。


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