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「光る君へ」第24話感想

「高校生時代に読んだ、与謝野晶子訳「源氏物語」(確か角川文庫)、どこ行ったっけ」と本棚を探したら、買った覚えのない角川文庫ソフィア「源氏物語(桐壺~若紫)」が出て来た、ありです。
(奧付が平成ヒトケタ台(第43刷)だから、間違いなく高校時代か大学入ってすぐに買ったもの(シャーペン書きしてある部分もあった))
(そして、与謝野晶子訳のは見つけられず)
文庫本・新書・コミック・単行本・ムックといろいろなサイズの本が入り乱れている自室、本棚でちゃんと管理したいな…。

さて、「光る君へ」第24話は、周明(ヂョウミン)の「国際ロマンス詐欺編」がスピード解決し、まひろが宣孝との結婚を決意し、一条帝が「(源氏物語の)桐壺帝化」してゆく回でした。

まずは、次回で完結っぽい越前パート。
ヂョウミンの「国際ロマンス詐欺」を見破って踏み止まらせたのが、「まひろの道長との「経験(意味深)」」、そして「まひろ母や直秀の最期を見知っていて、死の重さを肌で知っていたから」とは。

全ては、無駄な経験ではなかったのね。゚(゚´Д`゚)゚。
(もちろん、つらい経験ではありましたが)
で、「イマジナリー宋国」への憧れから醒めるのか…。

でも、まひろがヂョウミンから宋の言葉を習っていたのも、決して無駄ではなかった訳で。
(宋の商人・朱とのやりとりで通訳をつとめる)

てっきり、ヂョウミンは「用済みとして消される」とばかり思っていたので、あのエンドはちょっと意外でした。

まひろと宣孝との結婚は、「結婚は、「恋愛の情熱」や「家の繁栄の手段」で選ぶものとは限らない」というのを提示するという意味では、わりと新鮮でした。

宣孝の「老いらくの恋」的なものかと思ったら、全然違いましたわ(^-^;

私、ちょっと前のダイワハウスCMでの「リリー・フランキーさんと深津絵里さんの夫婦」の距離感が好きなのですが、それに近い感じかなぁ。
(CMと違って、まひろと宣孝は子作りする関係にはなりますが)
あんなん言われたら、そりゃ「コスメより書物」のまひろも陥落しますって(≧▽≦)
しかし、その決定打が「肥後に移住していた、さわさんの死を知らされたから」とは(ノД`)・゜・。

そして、この一連を見た私の感想は…

まひろほどではないけれど、私も十分「創作者予備軍」ですね(;・∀・)

そして、京パート。
伊周の大赦、最初は「…え、女院さまが余計に病んでしまわない?」とか思いましたが、他の方のポストで「伊周への罪悪感があったから(という設定)」というのを見て、自分の考えの浅さに恥じ入るばかりでした(;´A`)
(考えの浅さに恥じ入るのは、毎週のことですが)

そして、定子さまを後宮の側に呼び寄せて寵愛する一条帝…

あの展開だと、また子供出来てしまうし、桐壺帝のたとえでいけば、母方の後ろ楯がない子供は、不幸にしかならないよ。・゜・(ノД`)・゜・。
(桐壺更衣と違って、定子さまは最高権力者・道長の姪で、中宮ですが)

これが源氏物語「桐壺」の「元ネタ」だとすると、まひろは誰からこのことを聞いたんだろう…執筆は、まだ後宮にあがる前だよね?

とすれば、今後出てくる彰子ちゃん(道長と倫子さまの娘)は、源氏物語に出てくる、今風に言うところの「悪役令嬢」で「実家の太さと若さで、一条帝の寵愛を奪ってしまう」女三宮なのか…うわぁ、これは予想してなかった( ; ゚Д゚)

女三宮といえば、夫(光源氏)以外の男に…うっ、頭痛が痛くなってきた。

そこで急に気になってきたのが「「光る君へ」が、どの段階で最終回になるのか」。
(ちょうど、放送休止週についても発表されましたし)

まひろと道長の関係的に言えば、道長の死で一区切りになるだろうけれど、そうすると「源氏物語」のように「未完の大作」みたいなモヤモヤした終わり方になりそうで。
(「光源氏世代編(仮)」は、光源氏の最期は残されていないし、その後の「次世代編(仮)」には、紫式部が関わったか分からない二次創作説もあるそうですし(最近知った))

ここからは、ただの雑感。
今回は、秋山竜次さん演じる藤原実資(黒光りする君)が出ました。

上地雄輔さん演じる藤原道綱(道長異母兄)もですが、黒光りする君は「メインで話を動かすわけではないけれど、出てくると楽しみ」枠だったりします。

今回は第24話で、全48話とすると折り返し地点にあたりますが、ここまできて毎年思うのが「ちゃんと終わるの?」。
でも、毎年ちゃんと終わっているので(自分が納得できるかどうかはまた別)、今回も最後まで見届ける次第です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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