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「どうする家康」第46話感想

「どうする家康」第46話は、大坂冬の陣が描かれましたね。

これは、割と予想外でした…。
てっきり、大坂の陣は「一見頼りなさげな秀忠が「親離れ」する、通過
儀礼」として描かれると思っていたので。
むしろ、天命が見えかけていた家康が「戦国時代離れ」する、通過儀礼だったのですね。

秀頼くんは、「信長の亡霊」である茶々さまに育てられたのに、何故「信長の亡霊」よりも「秀吉の亡霊」みが強いのかとも思いましたが…それが「血」というものなのか…。

そして、家康にとって「最後の戦国武将」である茶々さまは、「これが最後の乱世!乱世を泳ぐは楽しいもの」と、かつてのお市さまのように息巻くも…

大坂冬の陣シーンは、比較的コンパクトにまとめられていましたね。
真田丸(出城)の戦いは、遠景CGと小牧・長久手の戦い回で培われた塹壕戦のセット技術を駆使していて(「真田丸」(大河ドラマ)では、出城一部を再現した大規模ロケを敢行しましたが、撮影安全上の理由で塹壕の傾斜が緩やかになっていた(但し、塹壕から上がってこられないようにする逆茂木はしっかり再現))、これはこれで見ごたえありました。

からの、「真田丸」に囚われ続けている牢人の亡霊のようなポストを晒します…。

(「真田丸」の茶々さまは、好戦的というよりもどこか厭世的で、「大坂を出て、秀頼と(家康からの温情で割譲してもらう)四国あたりで静かに暮らしたい」という言葉が出たときさえありました)
(大坂方が好戦的だったのは、「大坂城に集まった主人公(真田信繁(幸村))たち牢人の人数が膨れ上がって、豊臣上層部のコントロールがきかなくなった」面もあるかと…「真田丸」だと)

「真田丸」でも、秀頼さま(中川大志くん)と千姫さま(永野芽郁ちゃん(朝ドラヒロイン決まる前))の仲睦まじいシーンを、見たかったよぉ(ノД`)・゜・。

※「真田丸」での大坂城砲撃回で、急に目立ち始めた茶々さまの侍女が柱の下敷きになって…なシーンがあったので、つい…
(いや、本気で阿月ちゃん役だった伊東蒼さんが、阿月ちゃんにそっくりな侍女として再登場するかとさえ思っていました)

しかし、「真田丸」と違ったのは、砲撃で「何で、じじ様が私のいる大坂城天守を…」と足がすくんでしまった千姫ちゃんを、茶々さまが身を挺して守ったこと。

そうだよね、茶々さまにとって千姫ちゃんは「家康の孫娘」ではあるけれど、「自分の姪」にして「薄いながらも織田の血をひく者」よね…。
そりゃ、次回予告の千姫ちゃんは、茶々さまが乗り移ったかのような発破をかけますわ。

そんな中、諸事情(詳しくは検索してください…)でNHKオンデマンド配信停止となっていた「真田丸」が、NHKの配信規定の変更で、2024/1/1から順次配信再開されるとの知らせが!

「どうする家康」は、徹頭徹尾「徳川方の物語」ですが(ナレーションが春日局なので(出るのは最終回ですか?))、こちらは「豊臣方の物語」「真田という家族の物語」としてよくできているので(登場人物の「描き分け」も、見た目含めて分かりやすいですし)、「どうする家康」で大河ドラマ/戦国大河ドラマに入った人にも、「副読本」的なポジションでもよいので、是非見て欲しいなぁ。
ちなみに、「真田丸」の家康役は、内野聖陽さんです(^^)/

「真田丸」語りについては、書く気力が残っていたら、配信再開前に書きたいと思っております。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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