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「光る君へ」第21話感想

「ヲタたるもの、推しに対して厳しい一家言がなければならない」風潮を、複数の界隈で感じていて、非常に息苦しい、ありです。

さて、「光る君へ」第21話は、ききょうの「推し」である定子さまの出家から始まり、そんな定子さまの心を慰めるために、四季から始まるエッセイを綴り、そしてまひろは、父と共に越前へ旅立つ…な、一区切りの回でしたね。

ごめんなさい、「恋愛描写にひかれない」のは本当なのです…
(恋愛描写は嫌いではなく、むしろ好物なのですが)
でも、終盤のまひろと道長の逢瀬は、本当に美しかった。

「妾でもよいから、一緒にいたかった」を、まひろが10年前(二人が情熱的に体をつなげた時)に言えていれば…は、それはそうなのですが、10年経ったからこそ、まひろも道長もつかの間の逢瀬で素直になれた訳で。

次に二人が会うとしたら、まひろが京に戻ってからなのですが、「あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色」的な展開になるのでしょうか…。
(ガンダムSEED主題歌はTMR派です)

そして、まひろは父と共に、水路(琵琶湖)で越前へ旅立つ訳ですが…

※「鎌倉殿の13人」の放送年前半にロシアのウクライナ侵攻が始まり、水描写に定評のあるキーウのVFXスタジオで作業が出来なくなってしまい(途中まで出来ていたデータの送付も、インフラ破壊の影響でできず)、日本中世界中のVFXスタジオで突貫作業で完成させた映像故に、壇ノ浦の海描写が微妙だったのです…

それはともかく。
まひろ父の越前守就任は「宋人対策」という密命を帯びていたのですが(それを知らない宣孝は「国司になると、私財を蓄えられるぞー」とか言ってたわけですが…)、分かりやすくキーパーソンになりそうな人物が出てきましたね。

オリジナルキャラクターの松下洸平さんは、序盤の直秀的な役回りになるのか、それとも…
そして、最後に出て来たオウム(声・種﨑敦美さん)は、今後どういう役割になるのか。

(アニメに疎いので、種﨑さんといえば、「世界ネコ歩きmini(15分番組)」のナレーション(のうちのひとり)のイメージなのです)

倫子さま宅の小麻呂(にゃんこ)的位置なのか、それとも…

前回の感想文で、「次回予告の「春はあけぼの」は、(まひろとききょうの)今生の別れそのものじゃないか。゚(゚´Д`゚)゚。」と書きましたが(それは、もちろんそうなりそうなのですが)、一条帝からの微妙な扱い(ひとりの女人としての定子さまを愛しているが、伊周・隆家兄弟の身内としては決して許せない)や邸宅の焼失で人生の落日を迎えかけた定子さまの心を、毎晩の夜伽でアラビアンナイトを聞かせた妃のように、散文で慰めるためのものだったとは(ノД`)・゜・。

ききょうの「女房人生」も、そろそろ落日かと思うと(ノД`)・゜・。

他にも見どころはいろいろありましたが、越前編が楽しみです。

家族は今週無事に退院したのですが(明日の「光る君へ」も一緒に見られる)、バタバタしていた反動で動けなくなりそうだ…
新しいムック買わないと…
(近所の大き目の書店が閉店になって、本を買うのにイオンモールまで行かなければならなくなった)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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