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「光る君へ」第28話感想

7月も下旬になると、「果たして梅雨は明けるのだろうか」と心配になる、北東北住まい・ありです。
(「梅雨が明けずに立秋」という年もちらほらあるもので、つい)

さて、「光る君へ」第28話は、「彰子ちゃんが中宮に」「倫子さまと明子女王の「マウンティング」の中、まひろの幻覚で現世に戻ってきた道長」「定子さまの退場」…の三本立てでした。

今回、先行放送見た後のポストが、いつもの3倍以上のいいね数&閲覧数だったのですが…なにゆえ?(*_*)
(いいね数も閲覧数も、気になるし気にするタイプ)

まずは「彰子ちゃんが中宮に」パート。
西暦が3桁から4桁へ移る中、彰子ちゃんは周囲の思惑もあって、中宮に「昇格」しましたが…

彰子ちゃんは、「早く儀式終われー、小鞠(にゃんこ)と遊びたいよー」とか思っていたのだろうなぁ。
(彰子ちゃんと似た年代の頃の、彰子ちゃん母・倫子さまも「にゃんこにしか興味を示さない」ような子だったしね)

一条帝が彰子ちゃんを中宮にする決め手は「笛を吹く姿を見ずに、音色に聴き入っていた」のだろうな。

純粋に「音曲を楽しむ」という意味では正しいのだろうけれども、「笛を吹いているのは、彰子さまを慰めにきた帝である」ことを考えると、「彰子さまのために笛を吹いてさしあげている帝のお姿を見てさしあげてー」とヤキモキしはる赤染衛門さまの気持ちも分かるなぁ(^^;


彰子ちゃんが「帝が彰子ちゃんのために笛を吹くのは、音曲を聴かせるためだけでなく、笛を吹く姿を見てもらいたいから、それをきっかけに会話をしたいから」というのに気付ければ、彰子ちゃんと帝の距離が縮まるのだろうな…

行成の「定子さまが、(出家していた時期があったから)帝の后が果たす神事を果たさなかったせいで、天変地異や疫病が流行った」は、割りとこの時代の本音でもあるのだろうな。

次は、「女のマウンティング→「第三の女(まひろ)」の幻覚で現世に戻ってきた道長」パート。
彰子ちゃんの中宮昇格の件(一帝二后)やら何やらで心労が溜まっていたかもしれない道長は、明子女王宅である高松殿で倒れてしまい…

そして、それを知った倫子さま(邸宅は土御門殿)が高松殿へ襲来…からの、マウンティング合戦(;゚Д゚)

明子女王は六条御息所ポジションかな…と、先週の予告では思っていましたが、まさか「葵の上ポジション」が道長になるとは(´゚д゚`)
(夕霧を出産直後に命を落とす葵の上とはちがって、ちゃんと現世に戻ってはくるけれど)
皆さん書いておられましたが、あの「まひろの幻覚」は、まひろが疫病にかかった時の「裏返し」ですよね。

しかし、あの時と違うのは、
「枕元で女のマウンティングが始まっていたこと」
そして「道長とまひろの間に「不義の子」が生まれてしまったこと」。

いよいよ、倫子さまが「まひろ娘の父の正体をバラされたくないならば、まひろ娘を後宮に入れたくないならば、あなたが我が娘に仕えなさい」とまひろに命じた説(私の中で)が現実みを帯びてきたぞ( ; ゚Д゚)

最後は「定子さまの退場」。
定子さまに執着する(その原因のひとつが、実母である女院さまから逃れるためだったことが、前回明らかに)帝に、「私も彰子さまも、家の思惑で後宮に入ったのは同じなのですから、彰子さまといる時は私のことはお忘れください」と言える強さがあったのに、また妊娠してしまって、それが基で命を落としてしまうなんて(ノД`)・゜・。
(これこそ、まさに「夕霧を出産直後に命を落とす葵の上」)

そして、お菓子が出てくるたびに「毒が入っているのではあるまいな」と思ってしまう癖を、どうにかしたい…
(鎌倉殿や戦国大河ドラマ各種のトラウマが蘇る)

次回予告で、ききょうがそんな定子さまの心を慰めるために書きためた「枕草子」が、同人誌(?)として宮中にばらまかれるようですが、それよりも気になったのは「娘の前で変顔(にらめっこ?)をする宣孝」。

まさか、あの変顔は「鎌倉殿~」におけるオンビレブンビンバ回のような、「悲劇が始まる前の喜劇」パートだったりして(;゚Д゚)
そして、「悲劇」の前から「光る君の物語(仮)」の構想は始まっていたのね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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