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「光る君へ」第36話感想

念願の、iPadとふせんケース(100円ショップ)を買った、ありです。
(どちらも、ずっと欲しかったのですよ)
しかし、iPadが、iMacのiTunes時代から大切に受け継いできた音楽データ(約700曲)を同期してくれない、どうしよう(ノД`)・゜・。

さて、「光る君へ」第36話は、「彰子ちゃん出産ルポライター・まひろ」「ベストセラー小説「光る君の物語」作者がまひろということを知って、戦慄するききょう」「道長とまひろの関係が表沙汰に、そして修羅場へ…」な回でしたね。

紫式部と道長の和歌のくだりについては、「紫式部日記(メインは中宮彰子の出産レポート)」に元ネタがあるそうですが、ここまでのまひろと道長の関係性をずっと見てきた我々視聴者は「ひぃぃぃっ、二人の関係性が、倫子さまを始めとしたメンバーにバレたー」と、暗殺回のような戦慄を覚える訳で。

倫子さまからすれば「昔から信頼していた友のひとりであるまひろが」「夫・道長とただならぬ仲(しかも、まひろは倫子さまが管理下におく「妾」ですらない)で」「孫の生後五十日の祝席で、その関係を隠さない歌を詠む」…そりゃ、戦慄の展開になりますわ( ; ゚Д゚)
明子女王もですが、倫子さまもこえええ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

彰子ちゃん、これまで「何で、あんな無表情な子(女三宮みたいな)なの」と思っていたのですが、なるほど、出産前と後の「変化」のための演出だったのか。
出産後は、好きな色の青や水色の着物を身につけるようになりましたが、これは彰子ちゃん自身の成長もですが、周りの女房たちも彼女の意を尊重できるようになったからなのだろうな。

彰子ちゃん出産シーン…この時代は普通だったとはいえ、陣痛の痛みに悶える自分の叫び声ならまだしも、彰子ちゃんの代わりに物の怪に取り憑かれた巫女(?)の声を聞きながらの分娩は、どんな気持ちだったのだろうか…。

で、道長や彰子ちゃん達への呪詛は「(ひかきみ世界では)本当」だったのですが。

伊周の呪詛は効いている(道長とまひろの関係が表沙汰になり、修羅場が)のか効いていない(彰子ちゃん、難産の果てに無事に皇子を出産)のか、いまいち分かりづらい(;´Д`)

で、呪詛の前段、その伊周に呼び出されたのは、定子さまが命と引き換えに出産した皇女の喪に服しているききょう。

ききょうは、一条帝が「枕草子」から「光る君の物語」へ「心移り」していることに嫉妬し、さらにその作者がまひろ(藤式部)であることを知ると、静かに戦慄…

ああ、こうして「道長vs伊周の政争」に「藤式部vs清少納言」が組み込まれてゆくのね(;´Д`)

次回は、本役の賢子ちゃん(まひろ娘)が登場したり、直秀とヂョウミンを足して割った(割らない)ような青年が登場したりもしますが、私がちょっと気になったのが、「「光る君の物語」が、33帖まで完成した」こと。
私の記憶が確かならば、このあたりから「源氏物語(全54帖)」は所謂「鬱展開」に入っていくのですよね…。
そこで大事になってくるのが、今回のこの台詞。

今回は「かなり調子に乗っている」道長ですが(一昨年でいうところの「黒執権」が見えたのは、私だけでしょうか)、どこかでまひろに「幻滅」して、瑕ばかり見えてしまって…みたいな展開になるのでしょうか。
それは、まひろも同じ。
「一線を越えたソウルメイト」に、どこかで「幻滅」してしまい、「人間の影の部分を書く」ことを考えていたまひろが、影をより濃く書くようになる…とかなのでしょうか。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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