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ベトナムECプラットフォームTOP4社のプロモーション特徴まとめ

約3ヶ月に及ぶ外出禁止例を伴うロックダウンをしていたベトナムですが、10月中旬ころ、ようやくワクチン摂取者も増えロックダウンが終了した模様です。

気づけば今2021年もあと2ヶ月ちょっと。ECプラットフォーム各社にとっては重要なクリスマス〜年末商戦が迫ってきています。ベトナムはロックダウンで落ち込んだ消費を取り戻すことができるのでしょうか。

ということで本記事ではベトナム国内ECプラットフォームTOP4社のプロモーションの特徴をまとめてみました。

2021-2Q ベトナムECプラットフォームランキング

圧倒的な差をつけての1位は不動のShopee。Lazadaを抜いたあの日から首位を爆走中です。(以下のランキングは売上データではないのであしからず)

TOP3のShopee VN、Lazada VN、Tikiはソーシャルアカウントもしっかり運用されているのが目にみえてわかります。

そう。ベトナムではソーシャルアカウントの運用が非常に重要なんです。どれだけSNSで話題となるか、ファン(フォロワー)がどのくらいいるか、増えたか、減ったか。人口1億人弱のベトナムではソーシャル活用が活発です。日本との大きな違いはFacebookページの重きの違いでしょうか。

※Facebookページの活用の違いは別記事でまとめることにします。

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ここから上位TOP4各社が行った年末に向けてのプロモーションをさっそくみていきましょう!

1. 韓国アイドル絶対!最強の人選Shopee

韓国アイドルとのコラボレーションで来る11.11もショッピングイベントを盛り上げています。Shopeeはシンガポール発のサービスなので、ベトナムのみではなく、タイ、インドネシア、マレーシアなども共通のプロモーションとして韓国アイドルとタッグを組んでいます。韓国のエンタメは本当に強い。

9.9と10.10ではTWICEとITZYを活用したプロモーションでしたが、今回は韓国人気男性グループアイドルのNCT 127とのコラボレーションです。

↓Shopee VNのYoutubeアカウントではまだアップされていなかったのでインドネシアの動画を拝借します。

首位を走るShopeeも若者の支持はまだまだほしい、維持したいという意気込みで、アジア全体で韓国人気アイドルグループと組んだプロモーションを行なっています。

来たる11.11にはTV showに合わせてディスカウントセールが行われるようです。

ECプラットフォームがLIVEしながらセールを盛り上げるって日本ではないので面白い取り組みです◎

日本で例えると、楽天とかYahooショッピングとかがアイドルのライブをやりながら楽天お買い物マラソンイベントを盛り上げるイメージでしょうか。

11.11はどのように盛り上がるのか、期待大です。

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2.ベトナム国内初!3D OOHでインパクト大!Lazada

続いてのLazadaは今年グローバルでも話題になった3D OOHプロモーションを実施しています。ベトナム国内初の3D OOHを活用したプロモーションを行い話題となりました。Shopeeと同じく11.11のセールに向け、大々的に宣伝をしています。

3Dを活用することで話題になり、その様子が撮影された動画の再生数はかなり多く効果は大でした。

そしてLazadaのプロモーションをアンバサダーとして盛り上げるのはshopeeと同じく韓国アイドルのSEVENTEENです。

こちらの動画が公式チャンネルに投稿されると、わずか5日間で700万回の視聴回数を記録し、若い世代のK-popファンをしっかりと取り込んだようです。

3.国内歌手で対抗!Tikiの国産ブランド戦略

ベトナム発のECプラットフォームということでグローバルプレイヤーと肩を並べているTiki。こちらはベトナム人歌手のHa Anh Tuanをアンバサダーに起用し、カスタマー体験をよりよいものにしていきたいというTikiの献身さを伝えるものとなっています。

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4.国内を盛り上げるSendo

Sendoは10月にベトナム国内のものをネットで購入しよう!という文脈の投稿をし、カスタマーから高評価を得ています。

ベトナム国内の消費はコロナにより激減。。そんな国内企業をサポートするためにも、Sendoで、made in ベトナムのものをみんなで買おうよ!という応援のようなメッセージで消費を促しています。

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コロナのような予想外のインパクトがあると、派手なプロモーションも目を引きますが、Sendoのようなメッセージもカスタマーの心に響くのかもしれません。

投稿へのいいね数も他の投稿とは桁違いに多く、ユーザーからの共感が得られていることがわかります。

ベトナムのEC市場は伸びていても、ベトナム製のものの流通は全体の20%程度という少なさに警鐘をなさし、ベトナムの品質の良さなど、伝えていきたい、という想いがあるようです。

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まとめ

今回はベトナムのECプラットフォームプレイヤーの各プロモーションをまとめてみました。

各社とも特徴がででいましたが、ShopeeとLazadaはお互いに巨大予算をかけ続けて戦っているようですね。

越境をお考えの企業さま

越境の場合はShopeeとLazadaへの出店は必要だと思います。この2社はまず抑えたいところです。Shopeeは日本支社もでき、日本語でのサポートもあるようなので以前より出店しやすくなっていると思います。

私は個人的に現地Shopeeアカウントを運用していますので、テスト販売してみたいというご要望ありましたら当アカウントにて出品代行いたします。

商品登録から現地への郵送、資金回収まで一貫してサポートいたします。

年末に向けて盛り上がるECプラットフォームが楽しみです!

引用:今回の参考記事、画像引用はこちら

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