少し面倒 そしてほんのり…
毎年このくらい時期って、いささか面倒である。
「明けましておめでとう」にはもう遅くって、お互い、「なんか今頃だとね〜」ってな目配せがありつつ、明けましてを省いて「今年もよろしく」くらいの挨拶となるのだ。
その「間」が、何とも億劫なのである。
年始の挨拶など無い方が楽だ。
かと言って、「いつもお世話になってます」の一言で済ませてしまうと、逆に何だか素っ気ないというか、愛想がないと思われはしまいかと、それはそれで気まずいのである。
それでもやっぱり、通勤時の空とか、朝のホームとか、日中の交差点とか、そこにはまだ真新しい空気が漂っていて。
何というか、これから一年間の期待とか、不安、そわそわ感とかがほんのりと感じられる。
冷たい空気が心地よい。
この一月中旬頃の雰囲気って嫌いじゃなかったりする。
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