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2024年8月期 第1四半期決算におけるQ&Aをまとめました

株式会社フューチャーリンクネットワーク(以下FLN、グロース・証券コード:9241)のIR担当です。

2024年1月15日(月)に当社グループの2024年8月期 第1四半期決算説明会が開催され、その内容が以下の通り書き起こし記事・動画で公開されました。

全文書き起こし記事・動画

なお、2023年12月に正式リリースした新規事業「まちスパチャプロジェクト」においてVTuberの方々と地域活性化に取り組んでいることから、今回の決算説明会の司会にはVTuberの夏橘つばめさんを起用するというはじめての試みを行いました。

本記事では、説明会本編で回答したものも含め、2024年8月期 第1四半期決算の内容に関して投資家の皆さまから頂戴したご質問について、noteをご覧の皆さま向けにまとめてご紹介いたします。


Q&Aまとめ

Q1. プラットフォーム利用店舗数の減少理由と今後の増加施策について

【ご質問】
前年同期比と比較してまいぷれプラットフォーム利用店舗数が減少していますが、どのような理由からでしょうか。
また、今後まいぷれプラットフォーム利用店舗数を増やすために行っている施策を教えてください。

回答
プラットフォーム利用店舗数の実績推移】
2023年8月期1Q 18,173店舗
2024年8月期1Q 18,044店舗(YoY-129店舗)

主な減少理由は以下2点です。
1)複数店舗で利用いただいている顧客との契約の一部が解約となったため
2)新規店舗の獲得ペースが落ちているため

2については、限られた営業リソースを、新規店舗の獲得よりも既存店舗への「まるまるおまかせプラン」などの高単価・高付加価値サービスの販売へと配分していることによるものです。
まずは単価を上げることを重点施策としているため、営業リソース自体は拡大しつつも、その配分については既存店舗へのアップセリングに比重をおいていることから、一時的に新規獲得のペースが軟化しているものです。

なお、今後の施策については以下のように考えています。
1)営業リソースの拡充ないしは既存人員のアップセリングの営業手法への習熟度を高めることで、結果的に新規獲得に割くリソース配分を増やすこと
2)新規運営パートナーを増やすこと

1は、減少理由で述べた営業リソースの配分の問題です。
パートナー各社においては、アップセリング営業のためのトレーニングに一定の時間を費やしているという背景もありますので、営業担当の習熟度が高まればその分、営業に使える時間の絶対数も増えるものと考えております。また、そもそもの人員が不足しているパートナーにおいてはリソース拡充も行うことで、アップセリングに比重を置きつつも、結果的に新規獲得に割ける人員や時間も増えていくものと考えています。

2については、第1四半期には11社のパートナーの新規加盟がありました。プラットフォーム利用店舗数が最も増えるタイミングは新しいパートナーが立ち上がるタイミングであることから、これらの新規パートナーの立ち上げ支援を着実に行うことで、プラットフォーム利用店舗数も底上げし、期末の目標達成に向けて動いてまいります。

Q2. 「まるまるおまかせプラン」の利用店舗数の推移と今後の見込みについて

【ご質問】
営業手法として、新規店舗の獲得から既存店舗への「まるまるおまかせプラン」のアップセリングに重点をおいたにも関わらず、9月からの3ヶ月で43店舗しか増えていないのはなぜなのでしょうか。
また、「まるまるおまかせプラン」の利用店舗数は今後どのくらいまで増えそうな手応えがあるのでしょうか。

回答
【まるまるおまかせプラン利用店舗数の推移】
2023年9月 59店舗(全国展開開始前)
2024年12月 102店舗(全国展開開始から+43店舗)

まず、今まで各パートナーは「まるまるおまかせプラン」の営業に着手したことなかったため、9月の全国販売開始後から各パートナーの営業担当へのトレーニングを行っています。
具体的には、先行販売期間で経験値を高めた営業担当やスーパーバイザーによる営業手法や事例の共有会を定期的に実施したり、営業同行や個別研修を実施したりと、各地域の営業担当がスムーズに高単価・高付加価値サービスを販売できるようにするべくトレーニングしています。

そのため、3ヶ月で43店舗は少なく見えてしまうかもしれませんが、この先各パートナーの営業担当の習熟度が高まっていくことにより、増加数の向上も期待できると考えています。

また、今後の見込みについては、以前よりお伝えしている通り、既存のプラットフォームの利用店舗数のうち10~20%の方には「まるまるおまかせプラン」を利用いただけると見積もっています。今後、地域の中小事業者にとってますますウェブマーケティングが重要になるはずであり、このサービスの需要も増していくという期待値があります。

Q3. マーケティング支援売上の実績について

【ご質問】
マーケティング支援売上が前年同期比で下がっている理由として四半期報告書に「大手小売チェーンの広告事業の納品予定月の変更の影響もあり」と記載がありますが、納品予定月の変更によって期ズレしただけで、第2四半期に計上されるのでしょうか。

回答
マーケティング支援売上の実績推移】
2023年8月期1Q 56百万円
2024年8月期1Q 48百万円(YoY-12.9%)

主な減少理由は以下2点です。
1)顧客のニーズ変化により前期発生していた案件が一部なくなったため
2)第1四半期に受注した案件の納品予定月が12月以降になったため

2については、ご質問のとおり期ズレのため第2四半期以降に売上が計上されます。なお、2は1をカバーできる金額規模のため、通期計画への影響はないと見込んでいます。

Q4. ふるさと納税売上の実績と今後の見込について

【ご質問】
2023年10月にふるさと納税にかかる経費の算定対象が拡大されたことで、9月にふるさと納税の駆け込み需要があったと思います。2024年8月期も例年どおり第2四半期にふるさと納税売上のピークがくるのでしょうか。

回答
例年であれば12月に寄付していた方が前倒しで寄付しているケースのほか、メディアの宣伝によって、これまでふるさと納税をしていなかった方が新たに寄付したというケースもあると考えられます。
そのため、12月にも寄付額は増加すると認識しているものの、例年よりは第1四半期の割合が増えたと考えております。

Q5. 「まちスパチャプロジェクト」によるビジネスへの寄与について

【ご質問】
「まちスパチャプロジェクト」による貴社のビジネスへの寄与は、どのようなものが考えられますか?ふるさと納税額の拡大のみでしょうか?

回答

すでに動いているのは、ふるさと納税の寄付額向上に関わる部分のみです。
ただご存知のとおり、現在国を挙げて地方創生に力を入れています。移住交流や観光振興、インバウンドなども含めて、幅広い領域で貢献できる可能性を秘めていると考えています。

Q6. 新規事業の展開手段について

【ご質問】
新規事業は主として自力で行うのでしょうか。それとも提携やM&Aも考えているのでしょうか。

回答

新規事業については、提携やM&Aも含めた推進を強化しています。
すでに実施している新規事業や新サービスにおいても、
「まいぷれのご当地ギフト」では株式会社地元カンパニーと提携
「まるまるおまかせプラン」の運用においては株式会社LITAと協業
「まちスパチャプロジェクト」では株式会社uyetと協業
など、他社とのアライアンスを強化することで速度向上を図っています。

Q7. 2024年8月期予算に対する進捗について

【ご質問】
第1四半期が終了し、今期予算の進捗はいかがでしょうか。

回答

現時点では計画通りです。


以上、2024年8月期 第1四半期決算に関するQ&Aでした。
たくさんのご質問をいただきありがとうございました。

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