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「ロシア 冬小麦の状態 最悪」だった(2022/04/13) その2

今、全世界の冬小麦の収穫高を衛星画像を使って予測しています。

前回、ロシアの冬小麦が最悪 とレポートしました。

その続きとして、ヨーロッパ全域で調査しました。

その結果、主にロシアだけ、干ばつの被害が直撃されていることがわかります。
その他は、例年通りです

ファクトチェック:本当の可能性が高い

Fact Check方法:

衛星画像で、ヨーロッパ 冬小麦作付地帯(ロシア:沿ボルガ/中央/南連邦管区 ウクライナ:南部地域 で9割生産)2020年 - 2022年 3月1日の作付面積 差分を取得(データの取得は2019-2022)

3/1である理由は、戦争の被害がもっとも少ない かつ Enhanced Vegetation Index(いわゆる植生指数)が最新となるタイミング(取得は16日周期) であるから。

見事に、ロシア/カザフスタンだけ直撃している様子がわかります。

干ばつでひび割れた土地=2021年7月、カザフスタン・マンギスタウ州(ロイター=共同)
NASA@Enhanced Vegetation Index ヨーロッパ 2020-2022 差分

赤(オレンジ):冬小麦 2022年作付、実施していない
青      :冬小麦 2022年作付、新規実施

証跡

NASA@Enhanced Vegetation Index ヨーロッパ 2020/03/01
NASA@Enhanced Vegetation Index ヨーロッパ 2022/03/01


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