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武漢ロックダウン 武漢の都市活動を衛星データから解析する(2022/07/12)

中国本土の武漢で、7/11にコレラの感染確認に伴い、武漢がロックダウンされました。その結果どうなったのか? 後日検証するためにも、衛星データ解析から検証します。

(1)年間物流量 概要

そこで、中国本土の物流中心拠点の1つである武漢 年間物流量を衛星データ(NO2)から測定します。

NOX量から算出した年間物流量

2月1日からの落ち込みが開始しているなど、中国本土の公式発表と違う実情が見えます。

(2)サービスセクター活動


NOX量から算出したサービスセクター活動量(例年との比較)


サービスセクターのサービス とは、「消費者、企業、または政府がお金を支払う行為」のことです。要は、2月1日から活動停止といっていいくらいまで落ち込み、2月15日以降、急に例年より2倍 上昇しています。
そして、2月21日に、2021年8月来約半年ぶりに確認された新型コロナウイルス感染者4例が出たことにより活動制限がかけられています。


(3)生産活動量

例年:Baseline 2015 - 2019 年 
つまりコロナ渦が発生する前とした、武漢港を含む活動量です。

武漢は中国本土の交通の要所であり、中国最大手となる宝武鋼鉄集団の中心地なので、この場合、貿易と工業生産活動(鉄などの工業生産など)全体です。


(4)結論:都市としての活動量



ロックダウンと同じことが、2月1日から15日まで事実上行われていたことがわかります。


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