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「インド 冬小麦の状態 最高」は本当の可能性が高い(2022/04/13)
はじめに
インド消費者問題・食料・公的供給省のパンディ長官はロイターのインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻で黒海周辺地域からの小麦供給が打撃を受ける中、インドの豊作と潤沢な在庫が世界的な需要を満たすことに寄与するとの見方を示した。
世界的には、世界の小麦在庫が大変低くなる見通しが出ています。
ファクトチェック:本当の可能性が高い
Fact Check方法:
衛星画像で、インド本土冬小麦作付地帯(インド北部:パンジャブ州やハリアナ州で9割生産)2020年 - 2022年 3月1日の作付面積 差分を取得(2020-2022)
分析結果:
今年のインド 冬小麦は、収穫量が少なくとも2020年と同じ以上の可能性が高い。事実、2020年(コロナ前)に比較しても、収穫可能面積が全く同じ(削減なし)。
1.インド 2022冬小麦の栽培状態
特に今年は、2020年に比較しても、少なくとも栽培量が同じであることが衛星画像解析からわかります。
2020年3月1日時点の冬小麦 栽培地 差分inndo
赤(ピンク):冬小麦 2020年と同じ収穫が見込めないところ
緑 :冬小麦 2020年より多い収穫が見込めるところ
2.背景
インド随一の小麦作地帯ともいえるインド北部、パンジャブ州やハリアナ州は、平年の年間降水量:600~650mm程度という半乾燥地域です。しかし、インダス川などを水源とする用水路灌漑と井戸を利用した地下水灌漑によって農業生産が維持されています。
3.今後
ウクライナ戦争の影響のため、今後世界的な規模で、深刻な食糧不足や食糧価格の高騰が起きることが懸念されています。多くの人々の命や暮らしを圧迫し、国によっては政情不安の原因にもなりかねません。
4.証跡:2020年ー2022年 の冬小麦 作付状況
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2021年も置いておきます。
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