日中韓感情推定 別記:衛星から見た実際の中国本土の経済活動
要約:
AI(IBM Watson)解析により、リアルタイムに世界の人がどのような感情状態にあるか分かるので、中国本土および日本のアウトブレイク(新型肺炎)評価 情報収集をしています。中国本土 工場再稼働率の実態を答え合わせとして、NASA衛星データなどでチェックしています。
【1.解説】
AI(IBM Watson)解析により、リアルタイムに追うことができても、本当に合っているのか、傾向だけでもチェックする必要があります。中国本土のような規模であれば、衛星画像でチェックすることは可能です。
一番簡単なのは、工場が動いているか?です。中国本土の工場、つまり企業活動時に排出される、二酸化窒素濃度(NO2)を測定した衛星画像をチェックすればいいわけです。この観測結果を元にした記事は多く公開されていたため、上図のような衛星画像をご覧になった方は多くいるのではないでしょうか。
下記の中国本土上空 二酸化窒素濃度(NO2)の推移はNASAのサイトで公開されたものです。
https://worldview.earthdata.nasa.gov/
この図から読み取れる、中国本土内 工場再稼働率の実態 です。
【①中国1月前半】
問題なく工場が動いていることが確認できるはずです。
【②中国1月後半】
1月23-25日あたりを境に、急激に工場生産を止めた様子が見て取れます。
【③2月前半】
中国共産党は、2月10日に、中国本土内の企業・工場に従業員の職場復帰・生産再開の号令をかけていましたが、実際は、2月1日と4日にシュミレーション?で動かしてから、号令を出した経緯が見て取れます。
なお、10日では十分再開できていないことが推定できます。
【④2月後半】
2月19-21日に1回、全開で再開させたようですが、うまくいかなかったようです。
【⑤3月前半】
3月2日に再度、全開で再開させたようですが、うまくいかなかったようです。結局、3月10日~11日までもつれ込んでいることが分かります。
再稼働のポイントとなる3月10日のデータは公開しないところが、アメリカです(笑)
追記:書いている理由
日中韓のリアルタイム感情推定を行っている理由は、後日のタイムスタンプとして歴史に残すためです。具体的には下記の通り。
1.日本/中国(本土)/韓国/台湾香港は、国が違えど“リアルタイム”にお互いに影響しあう = 同じ市場 と考えるべき
2.であるからこそ、それぞれの国の違いを超えるためにも、冷徹に証跡に準拠して話をすべき
耳目を引くためのセンセーショナルと離れた冷徹な分析が必須だと考えます。
日本・中国本土・台湾・香港・韓国の良識的をもっている第三者、Undecided Voters(どちらに入れるか決めかねている人)が今、リアルタイムにどう思っているのかを、客観的にリアルタイムデータで参照できるようにしました。
IBM Watson が算出しています。ここではこの仕組みを「感情推定」といっています。それをレポートにしています。
よろしければサポートよろしくお願いします。いただいたサポートは、日中韓とアメリカのリアルタイム感情分析を進めるために使わせていただきます