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【閑話】Futures Thinking(未来思考)を整理中!

昨年末からFuturistコミュニティに参加して、Futures Thinking(未来思考)について検討を始めました。

直近未来(5~10年後)、近未来(10~50年後)、中未来(50~100年後)、遠未来(~10000年後)に区切って、お題を決めて未来予測を行い、その時の思考過程を振り返って、手法として整理しています。

「農業の自動化・AI化」のように、線形予測していけば50年後まである程度推定できるものもありますが、「働き方はどう変わるのか?」のように仮説推論(アブダクション)を併用しないとシナリオを描けないものが多々あります。

そんな時に有効なのが、次のような推定プロセスです。

Futures Thinking(未来思考)のおおまかな推定プロセス
①直近未来(5~10年後)
を現在から線形予測し、
②中未来(50~100年後)を仮説推論(アブダクション)、類推を使って発見的に仮説して、
③近未来(10~50年後)は中未来からのバックキャストと直近未来からのフォーキャストで、シナリオをつなげる。

未来思考のおおまかな推定プロセス

ちなみに、書籍化中の「フューチャー・リテラシー ~ 過去から未来へ,可能性の未来を読み解く ~」では過去の歴史からの帰納、類推、類型をはじめに行うわけですが、「Futures Thinking(未来思考)」は「現在」から「未来」に向かって推論します。

未来予測のためのプロセス
「世界を動かすエリートはなぜ、この「フレームワーク」を使うのか?」原田武夫より

推論法や類推法の紹介でさらっと終わってしまっている思考過程をテキスト化する良いチャンスですので、3月ぐらいまでの成果を書籍に反映していこうと考えています。

今後は、「仕事の未来は?」「金融の未来は?」「農業の未来は?」などのお題をもとに、未来推定の思考プロセスについて具体化していく予定です。
副産物として、100年後の未来に向けた技術も含めた各種ロードマップも描いていきます。

Futurist(フューチャリスト)とは何か?はこちら。

Futuristコミュニティの各種記事はこちら。

書籍化記事はこちらです。

参考書籍:
[1] 原田武夫, "世界を動かすエリートはなぜ、この「フレームワーク」を使うのか? :不確実な未来を生き抜く思考法!", かんき出版


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