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TSMC第1四半期決算プレビュー

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)は、4月18日(木)の市場終了後に第1四半期決算を発表する予定だ。
TSMCは、アップル(AAPL)、エヌビディア(NVDA)、AMD(AMD)など、世界最大のハイテク企業向けにチップを製造している。

アナリストは、売上高180億1,000万ドル、1株当たり利益1.32ドルを予想しており、これは前年比7.7%の伸びとなる。
先週、同社は第1四半期の売上高が16.5%増の約185億4,000万ドルとなり、人工知能アプリケーションの需要が高まる中、市場予想を上回ったと発表した。
投資家は、最近台湾で発生した地震が当面の財務に与える影響に注目している。4月3日朝、台湾でマグニチュード7.4の地震が発生し、同社は一部のチップ製造を一時停止し、施設を避難させた。
Needhamのアナリストは、「短期的な生産の遅れやウェハー損失が発生する可能性があり、6月期の売上高に打撃を与える可能性がある 」と述べ、第2四半期の予想を下方修正した。一方、投資会社J.P.モルガンは、台湾セミコンダクター(TSM)が健全な第2四半期ガイダンスを発表すると予想している。同社は、第3四半期の売上損失を補うことで、2024年のガイダンスを維持すると予想されている。
TSMCは先月、先端半導体の国内生産を後押しするため、最大116億ドルの米国補助金と融資を獲得した。
TSMCの株価は、S&P500種株価指数の6%上昇に比べ、YTDで36%急騰している。
過去3ヵ月間、TSMCの予想は大幅に修正された。1株当たり利益予想は4回上方修正され、売上高予想は14回上方修正されたのに対し、下方修正は3回だった。

個人的には、最先端の3Nノードでの生産がどの程度順調に進んでいるのかどうか?3Nノードの売り上げ割合がどの程度上がっているのかに注目する。3Nノードでは、アップルのM3チップやAI向けGPUを製造しているとみられている。特にAI向けGPUチップは需要に追いついておらず、唯一の製造桔梗であるTSMCでの稼働状況(歩留まり)が気になるところである。

※当資料は、投資環境に関する参考情報の提供を目的として翻訳、作成した資料です。投資勧誘を目的としたものではありません。翻訳の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する決定は、ご自身で判断なさるようお願いいたします。
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