見出し画像

FUTURE GATEWAY2023【リレーブログ7日目】

本日のリレーブログは「ろくうら」こと合田が担当いたします。
X(旧Twitter)アカウントはこちら( ´∀`)つ @rokuuranime_lit

今回のテーマは「あなたのイチオシクリエイティブ」です。

自分のイチオシクリエイティブは「プラネット・ウィズ」という作品です。

この作品、「漫画家の水上悟志先生が原作を務めたアニメーション作品、およびそのコミカライズ作品」と形態が少し複雑なのですが、今回は主にアニメの方に絞って語りたいと思います。

「プラネット・ウィズ」はいわゆる「ロボットアニメ」です。
超・大まかなあらすじとしては、
「記憶喪失の男子高校生がロボットにのり、戦いの中で自らの身に起きたことや、迫る危機に直面していく」
といった王道のストーリーです。
往年のロボットアニメへのリスペクトが感じられる熱い展開、少年漫画らしいちょっとした恋の話など、様々なエンタメを感じられます。

何故この作品が自分にとってイチオシなのかというと、物語の構成がとにかく美しいためです。

このアニメーションは12話完結、1クールで放送されました。
しかしこの1クールの中に2クール(24話)+劇場版を詰め込んだと感じられるほど、内容が濃密です。

主人公は物語を通して強大な一つの脅威に対して立ち向かっていきますが、話が進む中で、主人公を取り巻く環境は二転三転します。
結果、同じ存在と敵対しているにもかかわらず主人公がとらなければならない行動が変わっているなど、飽きない展開が続きます。

かといって説明不足という印象を抱くこともありません。

事実、作品内には主人公のほかに10人以上の様々なキャラクターが登場し、彼らどんな人物でどのように物語に関わるかがきちんと描写されています。

逆に言えば、彼ら一人一人の緻密な背景設定が具体的に語られることはありません。
彼らが危機に直面し、向き合う過程、そして結果が主に描写されます。
その描写の中で性格等の要素を補完し、個性を強く成立させているためキャラクターとしてもしっかり存在感を持っています。

また物語上で提示される謎や疑問点などについても同様です。
変に引き延ばしたり、無駄に多くを語ることなく、主人公達にとって必要な情報のみがテンポよく開示され、紐解かれていきます。

このように「プラネット・ウィズ」という作品は、物語に巻き込む要素や情報を必要最低限に絞り、その語り方によって過不足のない充実した体験を作り出すという構成をとっているように感じられます。

物語を楽しんでもらうために、あえて多くを語らず情報を絞る。
そういった新たな視点をこの作品は自分にもたらしてくれました。
ロボットアニメそんなに興味ない…って方も、ぜひ一度見てみてください。

ちょうど12月1日からいろんなサービスで見放題配信されるので、ぜひに。

とまぁこんなところで。
この記事が皆様の忙しない毎日の中に少しでも思考停止時間を作れていたならば幸いです。
以上ろくうらでした。お読みいただきありがとうございましたノシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?