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Outcomes観点思考

Outcomesの観点で日々の行動を考えていると、他の人が取り組んでいる課題解決において、「何故、それを課題として認識しているのか、更に、何故その課題が生じているのか」に思考が向く。それは課題解決の後、社会はどのような微分値を獲得できるのかに疑問が湧くからである。その微分値はどのような他律機能を、未来に向けて実現するのかに意識が向くからである。定型作業では有り得ない価値を生み出すはずであり、その課題が何故認識されたのか、興味が湧くからである。Outcomesの観点の思考は「人間が人間として活動する意欲の源泉」となる。

Outcomesの観点から見出された課題が解決された社会はどうなるのか?それは何らかの微分値が生まれ、それが価値として社会に提供されることで評価される。即ち「変化したことの価値」は社会の人々の生活をどのように変化させたのかで評価できる。解決された時点では無く、解決によって生み出されたOutcomesが生み出す新たな具体的なビジョンの価値によって評価される。Outcomesの評価は、それが生み出された時点より、未来において評価される。Outcomesの観点から選択した課題は、解決されるべき価値を有し、社会はその課題が解決される効果を期待できる。ビジョンからバックキャスティングによって見出される未来において認識される課題の解決は、ビジョンに向かう事を社会の人々に期待させ、その解決に共鳴させる。そのビジョンから解決に向けた共鳴こそ、ストーリーとして描くべきものである。